主なポイント:
- GSKはがんバイオテクノロジー企業ヌバレントを90億ドル超で買収する交渉中
- この取引により、精密がん治療薬のパイプラインでGSKのがん領域が強化される
- 取引成立には米英両国での規制当局の審査が必要となる見通し
主なポイント:

GSKはがん治療薬メーカーであるヌバレント(Nuvalent)を90億ドル超で買収する交渉を進めていると、フィナンシャル・タイムズが月曜日に関係者の情報として報じた。
この買収が実現すれば、今年最大級のバイオテクノロジー企業買収の一つとなり、英製薬グループはヌバレントが持つ精密腫瘍学治療薬のパイプラインを獲得することになる。マサチューセッツ州に拠点を置くヌバレントは、がんの遺伝的要因を標的とした低分子医薬品の開発に注力しており、主力プログラムとしてROS1陽性非小細胞肺がん治療薬を手掛けている。
ロイターはこの報道を独自に確認できなかった。GSKとヌバレントの両社は、通常の営業時間外でのコメント要請に応じなかった。
報道された価格での取引は、ニュース公表前のヌバレントの市場価値に対して大きなプレミアムを意味するが、潜在的な取引の正確な条件は依然として交渉中である。この買収は、主要製品の特許切れを前に医薬品パイプラインの強化を目指すGSKのがん治療ポートフォリオを強化するものとなる。
今回の交渉は、大手製薬企業が小型バイオテクノロジー企業の買収を通じてパイプラインの補充を図る、広範な医薬品M&Aの波の中で行われている。取引規模とがん治療薬開発への影響を考慮すると、いかなる取引も米英両国で規制当局の審査に直面する可能性が高い。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。