Key Takeaways:
- 2025年度通期の親会社株主に帰属する純利益は95.6%減の7,100万人民元となった。
- 49.2億人民元の資産減損損失が業績の押し下げ要因となった。
- 華創証券は投資判断「推奨」を継続し、目標株価を12.3香港ドルとした。
Key Takeaways:

緑城中国控股有限公司(03900.HK)は2025年度、利益率の低下と多額の資産減損が不動産開発事業の利益を押し下げたことにより、純利益が95.6%減と激減したことを報告しました。
同銘柄に対して「推奨」の投資判断を据え置いた華創証券はリサーチノートの中で、「同社は短期的には、売上総利益率が低く減損の圧力がかかっている2021年以前の古い在庫を消化する必要がある」と指摘しました。
2025年度通期の売上高は前年比2.3%減の1,550億人民元となりました。利益が7,100万人民元まで劇的に減少した主な要因は、49.2億人民元の資産減損損失と不動産販売の売上総利益率が11.2%に低下したことです。
華創証券は、緑城の収益は今後2年間圧迫された状態が続くと予想しており、2026年の1株当たり利益を0.22人民元と予測しています。同社による12.3香港ドルの目標株価は、約275億人民元の残余利益モデル評価に基づいています。
厳しい市場環境にもかかわらず、緑城の自己投資プロジェクトによる販売額は2025年に1,534億人民元に達し、その84%を杭州、上海、北京といった一線・二線都市が占めました。同社は土地取得に積極的で、新規プロジェクトに持分ベースで511億人民元を投じており、その86%が最上位都市に位置しています。
また、同社は債務の最適化にも注力してきました。2025年末時点で、緑城は632億人民元の現金を保有しており、現預金対短期借入金比率は2.6倍でした。平均調達コストは前年から0.4ポイント低下し、3.3%となりました。
緑城にとっての主な懸念事項は依然として、利益率にさらなる影響を与える可能性のある土地市場での激しい競争と、質の低い古い在庫を予想よりも早く処分することの難しさです。
収益性の急激な低下は、プレミアム都市で強力なブランドを持つ開発業者であっても、中国の不動産開発業者が直面している深刻な圧力を浮き彫りにしています。投資家は、初回発売時に90%の成約率を記録した上海の「翠湖里(Green Mansion)」プロジェクトのような新規プロジェクトの販売戦略の遂行能力と、古い資産による足かせをいかに管理するかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。