主なポイント:
- ゴールデンパスLNGは3日間ガスをほとんど受け入れておらず、オフラインになった模様
- 同施設は年間1800万トン以上のLNGを輸出する設計
- 試運転の遅延により、初の商業貨物は2027年にずれ込む可能性
主なポイント:

カタールエナジー(QatarEnergy)とエクソンモービル(ExxonMobil)の合弁事業であるゴールデンパスLNG(Golden Pass LNG)は、LSEGのデータによると、3日間にわたり天然ガスの受け入れをほとんど行っておらず、オフラインになった模様だ。これにより、年間1800万トン以上の液化天然ガス(LNG)を輸出する設計の施設の試運転が中断されている。
「ガス受け入れの長期停止は、試運転に伴う通常の一時的な問題を超えた、機械的または運用的な問題を示唆している」と、世界のLNG市場を担当するエネルギーアナリスト、オマール・タリク氏は述べた。「ダウンタイムが1日増えるごとに、初の商用貨物のスケジュールは後退し、すでにバランスの取れた世界のLNG市場はさらに逼迫する」
テキサス州に拠点を置く同輸出ターミナルは、3月30日から3基あるLNGトレインのうち初号機の試運転を開始していたが、設備の試験に伴い断続的に起動と停止を繰り返していた。月曜日には、同施設は初号機向けに約2000万立方フィートの天然ガスを要請した。初号機の処理能力は1日あたり約8億立方フィートで、フル稼働時に処理するように設計された1日あたり26億立方フィートのごく一部に過ぎない。同プラントは6月23日には約6億立方フィートを処理したが、その高稼働によりフレアリング(余剰ガス燃焼)が発生した。テキサス州環境品質委員会への届出で、ゴールデンパスはフレアリングの原因は調査中であると述べている。
今回の操業停止は、世界の買い手が貨物を争う中、将来の米国LNG供給の重要な源泉を市場から除去するものである。フル稼働すれば、ゴールデンパスは米国最大級の輸出施設となり、約1300万世帯の米国世帯に毎日供給できる量のガスを処理できる能力を持つ。同施設の試運転は長期化しており、現在4カ月目に入っていることから、最初の商業輸出が2027年にずれ込む可能性が浮上している。これは、カタール、オーストラリア、米国ガルフコーストの競合輸出業者にとって、ギャップを埋めるために貨物を振り向けることができるため、潜在的に恩恵となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。