主な要点
- 中東の地政学的緊張が和らいだことを受け、4月22日のインドの金価格は大幅な調整を見せ、24金は10グラムあたり約540ルピー下落した。
- 米国がイランとの停戦を無期限に延長することを決定したことで、原油価格が下落し、世界的なインフレ懸念が緩和されたことが価格下落の要因となった。
主な要点

4月22日、インドの金価格は大幅な下落調整を記録し、米国がイランとの停戦を延長したことで地政学的な懸念が和らぎ、原油価格への圧力が軽減されたため、小売の買い手に安堵をもたらした。24金の価格は10グラムあたり約540ルピー下落し、22金は約500ルピーの下落となった。
「米イラン停戦の延長は、差し迫った地政学的緊張を緩和し、すでに金価格を押し下げる影響を与えている」と、VTマーケッツの市場アナリスト、ルチット・タクール氏は述べている。「金は、根強い地政学的不確実性、特にアジア圏の中央銀行による買い、そしてインフレヘッジとしての役割に支えられ、比較的安定した安全資産としての機能を果たし続けている」
インド国内の現物金価格は調整された一方で、国際スポット価格は、米ドルの引き戻しとインフレ懸念の軽減が支援材料となり、ニュースを受けて堅調に推移した。ロイター通信によると、スポット金は0.9%上昇の1オンスあたり4,755.11ドルとなり、6月限の米金先物は1.1%上昇の4,772.90ドルとなった。
この動きは、中東情勢の緊迫化に伴う安全資産需要で上昇していた貴金属市場に一息つかせるものとなった。市場は現在、一方的な停戦延長に対するイランの反応や、外交的な糸口がより持続的な緊張緩和につながるかどうかに注目している。
インド全土の主要な宝飾ブランドは、今回の調整を反映して価格を更新した。インド金銀宝飾協会(IBJA)によると、4月22日朝の24金(純度999)の指標価格は1グラムあたり15,225ルピー、22金は14,860ルピー(GSTおよび加工費を除く)であった。
銀も価格の動きを見せており、アナリストは貴金属と工業用金属としての二重の役割を指摘している。タクール氏は、「一方、銀はより高い収益ポテンシャルを提供するが、ボラティリティも高い」と付け加え、世界的な成長が安定すれば、銀は有利な立場にあると示唆した。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではない。