- 米イラン和平交渉の停滞により地政学的な不確実性が再燃し、金価格が反発しています。
- 原油価格が2%近く急騰し、インフレ懸念が高まったことで、ヘッジ手段としての金の魅力が向上しました。
- トレーダーは今後の金利政策の示唆を得るため、4月29日の米連邦準備制度理事会(FRB)の会合を注視しています。
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米国とイランの和平交渉の停滞により中東の地政学的緊張が再燃したことで、COMEXの金価格は2.8%上昇し、1オンスあたり4,740.90ドルに達しました。交渉の決裂により原油価格も2%近く急騰して1バレル100ドルを超え、投資家は安全資産を求めています。
「来週の焦点は、米イラン和平交渉の進展と、それが石油、金、そして広範な金融市場に与える潜在的な影響に置かれ続けるだろう」と、JMフィナンシャル・サービス社のバイスプレジデント、プラナブ・メール氏は述べています。
今回の価格動向は、マルチ・コモディティ取引所(MCX)で金先物が10グラムあたり15.4万ルピー(1.23%下落)まで売り込まれた1週間の後に起こりました。銀も1キログラムあたり24.4万ルピーと4.9%の大幅な下落を見せました。国際市場もこの傾向を反映し、COMEXの銀は6.6%安の1オンスあたり76.41ドルとなりました。
投資家は現在、米中央銀行の金融政策の方向性を探るため、4月29日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を注視しています。予想を上回る米小売売上高、週間の失業保険申請件数、消費者マインド指数などは、通常、金と逆相関の関係にある米ドルを支えています。しかし、最近の原油高によるインフレ懸念の急増は、FRBの意思決定プロセスを複雑にする可能性があります。
西アジア、特にホルムズ海峡周辺での緊張の激化や、主要中央銀行からのハト派的なシグナルがあれば、貴金属への買い意欲が再燃する可能性があります。銀は、貴金属と工業用メタルの両方の側面を持つため、今後もボラティリティが高い状態が続く可能性があります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。