重要なポイント
- 米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利を3.5%から3.75%の範囲で据え置きました。
- 採決は11対1で行われ、今後の進め方について委員会内で意見が分かれていることが示されました。
- タカ派的な据え置きを受けて米ドルが堅調に推移したため、発表後に金価格は下落しました。
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連邦準備制度理事会(FRB)がフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を3.5%〜3.75%の範囲で据え置くと発表したことを受け、水曜日の金価格は下落しました。この動きは市場で広く予想されていました。
ゴールドマン・サックスのエコノミストらは決定前のリサーチノートで、「イランとの戦争が引き続き経済見通しを不透明にし、インフレと経済活動の両方にリスクをもたらしているため、FOMCは今週の4月会合で『静観』のメッセージを繰り返す可能性が高い」と記しました。
11対1の採決によるこの決定は、2026年に入って中央銀行が据え置きを選択した3回連続の会合となります。3月の消費者物価指数(CPI)が3.3%に達するなど、しつこく続く高いインフレは依然としてFRBの目標である2%を大きく上回っており、金融緩和への道のりを複雑にしています。進行中のイラン紛争もエネルギー価格の急騰を招き、インフレ圧力を強めています。
今回の会合は、5月15日に8年間のFRB議長としての任期を終えるジェローム・パウエル氏が議長を務める最後の会合となる見通しです。ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は、中央銀行の政策上のジレンマについて「彼らは身動きが取れなくなっている」と述べました。トランプ大統領がパウエル氏の後継者に指名したケビン・ウォシュ氏は、現在上院での承認手続き中です。一部のエコノミストは年後半に1回の利下げを依然として予測していますが、意見の分かれた採決とタカ派的なトーンは、緩和へのハードルが依然として高いことを示唆しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。