主なポイント
- ゼネラルモーターズ(GM)は、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づいて課された関税を無効とする最高裁判決を受け、5億ドルの関税還付を見込んでいます。
- 同社は、2026年の関税コスト予測を従来の30億〜40億ドルから25億〜35億ドルの範囲に引き下げました。
- このニュースを受け、GMは2026年通期の税引前利益見通しを135億〜155億ドルの範囲に上方修正しました。
主なポイント

ゼネラルモーターズ(GM)は火曜日、トランプ政権時代の一部の関税を無効とした最高裁判決を受け、連邦政府から5億ドルの還付金を受け取る見通しであると発表しました。これを受けて同社は通期の利益予測を引き上げました。
メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は株主への手紙の中で、「我々は明らかに非常にダイナミックな環境で事業を行っており、それはこの業界にとって珍しいことではありません」と述べ、同社が「長期目標を達成するために」堅調な成長と強力なバランスシートを維持していると強調しました。
予想される還付金はGMの最終損益に直接影響します。デトロイトに拠点を置く同社は、2026年の予測関税コストを、当初の見積もりである30億〜40億ドルから25億〜35億ドルへと大幅に引き下げました。その結果、GMは2026年の利払い・税引き前利益(EBIT)の見通しを、従来の130億〜150億ドルから135億〜155億ドルの新範囲に上方修正しました。第1四半期の売上高は436.2億ドル、利益は26.3億ドルでした。
還付金は、ドナルド・トランプ大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)を用いて特定の賦課金を課したのは権限逸脱であるとした2月の最高裁判決に端を発しています。GMや他の自動車メーカーは、総額1660億ドルに上ると推定される還付金の恩恵を受けることになりますが、外国産の鉄鋼・アルミニウムに対する「232条関税」など、他の重要な関税は引き続き有効であり、自動車業界に数十億ドルのコスト負担を強いています。米税関・国境警備局が2万6000件以上の請求を処理しているため、還付の時期は依然として不透明です。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。