主なポイント:
- UBSは、広州汽車集団(GACグループ)の収益性への圧力が続くとの見通しから、目標株価3.6香港ドルで投資判断「中立(ニュートラル)」を再確認した。
- 同行の分析は、GACの第1四半期決算を受けたもので、調整後純赤字は前年同期比89%拡大し、約14億人民元に達した。
- 激しい国内競争、平均販売価格の下落、合弁事業の成長鈍化が、広州を拠点とする同社の主要な課題として指摘された。
主なポイント:

中国の自動車メーカー、広州汽車集団(GACグループ)の第1四半期の調整後純赤字が89%拡大したことを受け、UBSは同社に対する投資判断「中立(ニュートラル)」を維持した。これは、世界最大の自動車市場における激しい競争の中で、収益性への圧力が持続していることを示している。
同行のレポートによると、GACの独自ブランド販売は前月比で回復したものの、「平均販売価格と売上高総利益率の継続的な低下に加え、赤字が拡大していることは依然として期待外れである」と指摘されている。
GACグループ(2238.HK)が発表した第1四半期の純赤字は6億5,600万人民元で、前年同期から10%改善した。しかし、4月30日に発表されたUBSのレポートによると、7億2,800万人民元の臨時項目を除いた調整後純赤字は約14億人民元となった。同行は、同社の香港上場株式の目標株価を3.6香港ドルに設定した。
この目標株価は、直近の株価水準から25%以上の潜在的な上昇余地があることを示唆している。弱気な見通しは、中国の自動車市場における激しい競争を浮き彫りにしており、特に継続的な価格競争に巻き込まれ、外国合弁事業の成長鈍化にも直面している国内ブランドにとって厳しい状況となっている。
調整後赤字の拡大は、GACグループの中核事業が価格決定力と利益率の維持に苦戦していることを示唆している。投資家は、同社の戦略が困難な市場環境に対抗できるかどうかの重要な指標として、第2四半期決算で財務実績を安定させることができるかに注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。