主なポイント:
- 第1四半期の銀生産量は前四半期比8.5%減の1,110万オンスとなった。
- 生産減少は、サウシト、フレズニロ、フアニシピオ鉱山における鉱石品位の低下と処理量の減少が原因。
- 四半期ベースの落ち込みにもかかわらず、通期の生産目標(4,200万〜4,650万オンス)は据え置かれた。
主なポイント:

メキシコの主要鉱山における鉱石品位の低下と処理量の減少が世界最大の一次銀生産者に影響を与え、フレズニロ(Fresnillo Plc)の2026年第1四半期の銀生産量は8.5%減少した。
ロンドン市場に上場する同社が水曜日に発表した声明によると、3月31日までの3ヶ月間の銀生産量は1,110万オンスで、前四半期から減少した。
生産の減少は、サウシト、フレズニロ、フアニシピオ鉱山における鉱石品質の低下とスループットの減少によるもの。四半期実績は振るわなかったものの、フレズニロは通期の生産目標である4,200万〜4,650万オンスを据え置いた。
生産の落ち込みは、銀価格が前年比で約150%上昇した1オンスあたり80ドル近辺で取引され、世界市場が6年連続の供給不足に直面している中で発生した。エネルギー価格の高騰が続く中、鉱石品位と運営コストを管理するフレズニロの能力は、年間目標の達成と強力な価格環境を活かす上で極めて重要となる。
同社は、年初来の生産は期待通りに推移していると述べた。しかし、世界情勢の不安定化がエネルギー価格に影響を与えているため、引き続きコストを綿密に監視している。採掘はエネルギー集約型の産業であり、機械や処理施設を動かすために使用される化石燃料のコストは大幅に上昇している。
フレズニロの生産減は、銀市場の強気な背景とは対照的である。太陽光、電気自動車、人工知能セクターに牽引され、工業需要は引き続き旺盛だ。シルバー・インスティテュートは、2026年が世界的な供給不足の6年連続の年になると予測し、警告している。このような環境は、2025年に1,700万オンスの銀を生産したヘクラ・マイニング(Hecla Mining)などの他の主要生産者を支えている。ファースト・マジェスティック・シルバー(First Majestic Silver)は、2026年に最大1,460万銀相当オンスの生産を目指している。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。