テック大手、外国人資金流出で710億香港ドル超の損失
国信証券が香港市場の資本流動を追跡した報告書によると、2025年第4四半期に外国人投資家は中国の大手テクノロジー企業の保有株を積極的に売却しました。スマートフォンメーカーのシャオミ(01810.HK)は、純流出額が驚異的な504.1億香港ドルに達し、最も深刻な資金流出に見舞われました。Eコマース大手の阿里巴巴(アリババ、09988.HK)は2番目に大きな打撃を受け、純外国人投資売却額は211.3億香港ドルを記録しました。この傾向は消費者向けテクノロジー全般に広がり、美団(メイトゥアン、03690.HK)も大幅な売り圧力に直面し、純流出額は144.2億香港ドルとなりました。これらの数字は、中国の消費者向けテクノロジー大手に対する国際的な信頼の低下を浮き彫りにしています。
資本シフトで信達生物(Innovent Bio)が64.3億香港ドル流入を主導
消費者向けテクノロジーから資金が流出する一方で、他のセクターは多額の外国人投資を集め、ファンドマネージャーによる戦略的な転換を示しています。信達生物(Innovent Biologics、01801.HK)は、純額64.3億香港ドルの資金流入を確保し、外国人資金の主要な目的地として浮上しました。半導体産業も好調な分野であることが証明され、GCLテクノロジー(03800.HK)とSMIC(00981.HK)はそれぞれ純額53.1億香港ドルと52.8億香港ドルの資金流入を誘致しました。大手テクノロジー企業とは異なる傾向を示し、テンセント(00700.HK)も49.8億香港ドルを集め、資金流入の上位5社に入りました。この分岐は、中国のソフトウェア・プラットフォーム企業からハードウェア・バイオテクノロジーへの投資家の明確な転換を強調しています。
ETFからの資金流出が広範な市場の懐疑論を示す
弱気なセンチメントは個別銘柄に限定されず、広範な市場およびセクター固有の上場投資信託(ETF)にも反映されました。ハンセン指数に連動するトラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(02800.HK)は、純額160.3億香港ドルの資金流出を記録しました。より具体的には、iシェアーズ・ハンセン・テックETF(03067.HK)は純額70億香港ドルの資金流出に見舞われ、この売却がセクター全体にわたる現象であることを裏付けました。この広範な投資ビークルからの撤退は、国際投資家の間で香港市場とそのテクノロジー構成要素の全体的な健全性および短期的な見通しに関する根深い懸念を示唆しています。