TL;DR
- カンザスシティ連銀のジェフ・シュミッド総裁は、インフレ率が3%付近で高止まりするリスクを排除できないと述べました。
- シュミッド総裁のタカ派的なトーンは、現在の5.25〜5.50%の金利水準を長期間維持する姿勢を示唆しています。
- この発言を受けて国債利回りは上昇し、短期的な利下げ観測が後退したことで2年債利回りは5ベーシスポイント上昇しました。
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「インフレが目標を上回り、労働市場が引き締まり、需要がかなりの勢いを示していることから、現在の金融政策のスタンスは適切である」とシュミッド総裁は火曜日の講演原稿で述べました。「インフレがFRBの2%目標を頑固に上回り続けるリスクは否定できない。」
シュミッド総裁の発言は、利下げに対して忍耐を求めるFRB当局者の合唱に加わるものです。FRBは2023年7月以来、政策金利であるフェデラルファンド金利を5.25%から5.50%の範囲に据え置いています。シュミッド総裁の発言後、FRBの政策期待に敏感な2年債利回りは5ベーシスポイント上昇して4.65%となりました。S&P 500指数は午後の取引で0.2%下落しました。
問題の核心は、2023年に見られたディスインフレが続くのか、それとも失速するのかということです。インフレ率は40年ぶりの高水準から大幅に低下したものの、最近のデータはまちまちであり、シュミッド総裁の発言は、中央銀行が時期尚早な勝利宣言を避けることに重点を置いていることを浮き彫りにしています。彼のスタンスは、利下げのハードルが高いことを意味しており、インフレが持続的に2%の目標に戻るというより一貫した証拠が必要であることを示唆しています。市場は現在、9月のFRB会合前の利下げ確率を低く見積もっており、これはわずか1か月前の予想からの変化です。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。