要点
- 第1四半期に過去最高となる18億3200万ドルのフリーキャッシュフローを報告。
- 坑井の好調なパフォーマンスにより、販売量はガイダンスを上回る618 Bcfeを記録。
- 大幅な債務削減を受け、フィッチが信用格付けをBBBに引き上げ。
要点

EQTコーポレーション(NYSE: EQT)は、第1四半期に過去最高となる18億3200万ドルのフリーキャッシュフローを報告しました。これは、堅調な操業実績と天然ガス価格の上昇を活用して大幅な債務削減を行い、格付けの引き上げを確保した結果です。
トビー・Z社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「当社の強力な財務実績と実質的なデレバレッジが、フィッチによるBBBへの格上げを後押ししました」と述べました。
ピッツバーグに拠点を置くこの天然ガス生産会社は、販売量が会社側のガイダンス上限を上回る6180億立方フィート相当(Bcfe)となり、営業活動によるキャッシュフロー純額が30億5500万ドルに達したと発表しました。実現した天然ガス価格は1 Mcfあたり5.27ドルでした。設備投資額は6億800万ドルで、ガイダンスの下限を4%下回りました。
EQTは当四半期を57億ドル弱の純債務で終え、長期目標である50億ドルに近づきました。今回の業績は、ウォール街のアナリストが1株当たり利益2.23ドル、売上高31億8000万ドル(それぞれ前年同期比89%増、47.8%増)と予測していた中で達成されました。
好調な業績の背景には、四半期序盤の天然ガス価格の上昇があります。米エネルギー情報局(EIA)によると、2026年1月のヘンリーハブ平均スポット価格は100万Btuあたり7.72ドルで、前年を大幅に上回りました。システム圧力の最適化を含むEQTの操業効率も、過去最高の業績に寄与しました。
同社の株価はこの1年間で14.5%上昇しましたが、業界全体の23.6%の成長を下回っています。同業他社では、コムストック・リソーシズ(CRK)が同期間に14%下落した一方で、アンテロ・リソーシズ(AR)は8.9%上昇しました。
過去最高のキャッシュフローとフィッチからの投資適格格付けはEQTの財務体質を強化し、資本配分における柔軟性を高めます。投資家は、今後の決算説明会で株主還元や通期ガイダンスの更新に関する詳細に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。