主なポイント:
- 売上高は2023年の126億ドルから2025年には約170億ドルに急増
- EPSは2倍以上の28.30ドルに、2026年第1四半期の利益は30%増加
- 経営陣が通期ガイダンスを上方修正、AI需要の持続を示唆
主なポイント:

EMCORグループは、2026年第1四半期の売上高が46億3000万ドルとなり、前年同期比19.7%増加したと発表した。コネチカット州ノーウォークに拠点を置くこの専門請負業者にとって、AIデータセンター建設が過去最高の業績を牽引した。
「AIデータセンターインフラへの需要は減速の兆しを見せていない」と経営陣は決算発表で述べ、電気・機械建設部門全体での旺盛な受注を挙げている。
1株当たり利益(EPS)は30%増加し、コンセンサス予想を0.94ドル上回った。2025年通年の売上高は約170億ドルに達し、2023年の126億ドルから増加、EPSは同期間に2倍以上の28.30ドルとなった。残存履行義務(受注残高)は過去最高の156億2000万ドルに達し、ヘルスケア、製造、水インフラなど複数セクターにわたる旺盛な受注を反映している。
同社は2026年の売上高見通しを従来の178億~185億ドルから185億~193億ドルに引き上げた。EPSガイダンスも従来の27.25~29.25ドルから28.25~29.75ドルに上方修正した。一部の売り手側アナリストはさらに強気の見通しを示しており、最高値予想では売上高192億ドル、EPS30ドル超を見込んでいる。
株価は2023年半ばの175ドルから約845ドルに急騰し、383%の上昇率となった。株価はフォワードPER約28.5倍で取引されており、建設セクター全体よりはプレミアムだが、41.5倍で取引されているComfort Systems USAなどの高成長ピア企業には及ばない。
EMCORは数十年にわたる買収を通じて市場での地位を築いてきたが、現在の成長の波は有機的なものであり、ハイパースケールデータセンター開発企業からの需要によって牽引されている。同社の機械建設部門はAIサーバー向け液冷需要の高まりから恩恵を受けており、電気部門は新設施設の配電およびバックアップシステムを手掛けている。
今回のガイダンス引き上げは、経営陣が少なくとも2027年までAI関連需要が持続すると見込んでいることを示唆している。投資家は、同社がデータセンタープロジェクトのパイプラインを拡大する中、今後の四半期決算でマージン拡大の兆候を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。