主なポイント:
- 厳しい環境下で、2026年第1四半期の純利益が減少したと発表。
- 米国子会社Tモバイルの堅調な見通しを理由に、2026年通期の財務見通しを引き上げ。
- 防御目的で高度なAIモデルを活用するため、OpenAIのサイバーセキュリティプログラムに参加。
主なポイント:

ドイツテレコム(Deutsche Telekom AG)は水曜、第1四半期の純利益が減少したものの、米国部門の好調を受けて2026年通期の業績見通しを引き上げました。
同社は、業績見通しの改善について、堅調なパフォーマンスを維持している米国子会社Tモバイルの強気な見通しによるものだとしています。見通し引き上げの決定は、他の地域での低迷を相殺する大西洋横断的な事業運営への自信を示唆しています。
通期の見通しは引き上げられたものの、同社は今年の最初の3ヶ月間の純利益が減少したことを認めました。発表の中では、具体的な売上高や1株当たり利益の数値はすぐには公開されませんでした。
四半期利益の減少にもかかわらず見通しを引き上げたことは、投資家に相反するシグナルを送っています。ドイツテレコムの株価は不安定な市場で取引されており、主要な米国市場からのポジティブな見通しと、欧州セグメントでの軟調なスタートが秤にかけられています。
中心となる財務実績以外にも、ドイツテレコムは先端技術分野へ進出しています。同社はOpenAIの欧州における主要パートナーに指名され、サイバーセキュリティの防御を強化するために、GPT-5.5-Cyberを含む同AIリーダーの最新モデルへのアクセス権を獲得しました。「Trusted Access for Cyber」プログラムは、重要インフラ企業に防御的なAIツールを装備させることを目的としています。
別途、同社はドイツの防衛請負業者ラインメタル(Rheinmetall)と協力し、高度なドローン防衛システムを開発しています。このプロジェクトでは、モバイルネットワークからのデータを使用して重要インフラ上空の無認可ドローンを検知し、ジャミング、迎撃ドローン、レーザー技術を組み合わせて無力化します。
見通しの引き上げは、米国の強さが通年の成長を牽引できるという経営陣の自信の表れです。投資家は、第1四半期の減益に関する詳細や、AIおよび防衛分野の新事業が長期的に有意義な収益源として発展できるかどうかに注目しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。