- 主要な防衛セクターETFはイラン紛争開始以来約8%下落しており、戦時中の上昇期待に反する動きを見せています。
- トランプ大統領は2027年に向け、過去最高となる1.5兆ドルの国防予算を議会に要求する方針で、長期的な軍事重視の姿勢を鮮明にしています。
- 米国によるイラン介入の範囲と期間を明確にする火曜日の大統領演説を控え、投資家の不確実性が高まっています。
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主要な防衛セクターの上場投資信託(ETF)は、イランとの開戦以来およそ8%下落しました。これは、軍事紛争は武器メーカーにとって強気材料であるという長年の仮説を覆す驚くべき下落です。投資家は、紛争による当面の不確実性と、ドナルド・トランプ大統領が提案した2027年に向けた1.5兆ドルの国防予算案を天秤にかけています。
「我々は戦争をしている。託児所の面倒まで見る余裕はない」と、トランプ氏はホワイトハウスのプライベートイベントで述べ、軍事支出が最優先事項であることを示唆しました。「託児所やメディケイド、メディケアといった個別の事項を我々が担うことは不可能です。それらは州単位でやればいい。連邦政府では不可能です」
防衛関連株の下落は、火曜日に予定されている大統領の国民向け演説を前にした投資家の深い不確実性を反映しています。演説では、イランにおける米国の関与の今後が説明される見通しです。ペンタゴンは当面の戦費として別途2000億ドルを要求していますが、市場は、国の債務が39兆ドルを超える中で、明確な財政的裏付けのない長期戦となる可能性をより懸念しているようです。
新たな戦争と防衛株の下落という解離は、市場が迅速な沈静化を織り込んでいるか、あるいは記録的な赤字の中で議会が膨大な新規支出を承認することに懐疑的であることを示唆しています。非国防支出の10%削減を含むトランプ大統領の2027年予算案は、国内プログラムの大幅削減を過去に拒否してきた議会との激しい攻防をすでに予感させています。前回の重大な紛争発生時には防衛株は大幅に上昇しましたが、現在の財政環境は投資家にとって異なる計算を提示しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。