- プライベート・エクイティ・ファンドのCVCキャピタル・パートナーズと投資グループGBLは、イタリアの製薬グループ、レコルダティに対して107億ユーロの現金買収提案を行いました。
- 1株あたり51.29ユーロの提示価格は、法的拘束力のない関心表明が公表される前の株価に対して12.89%のプレミアムを上乗せしたものです。
- この買収提案はレコルダティの上場廃止を目的としており、46.82%の株式を売却する筆頭株主のロッシーニ社から支持を得ています。

PE大手のCVCキャピタル・パートナーズとベルギーの投資グループGBLは、イタリアの製薬グループ、レコルダティ(Recordati)をミラノ証券取引所から上場廃止にすることを目的に、107億ユーロ(約124.3億ドル)での全額現金による自発的な買収提案を開始しました。
「この提案は、コミットされた、柔軟かつ安定した株主基盤によって支えられており、CVCとGBLは、長期的に会社の発展を支援するという明確なコミットメントを持った共同支配投資家として提携する」と両社は共同声明で述べています。
1株あたり51.29ユーロという提示価格は、CVCの法的拘束力のない当初の買収意向が公表される前日の3月25日の終値に対して12.89%のプレミアムを乗せたものです。買収提案は、新たに設立されたイタリアの株式会社を通じて行われます。
レコルダティを非公開化するこの動きは、同社の46.82%の全持ち株を売却することを約束した筆頭株主のロッシーニ(Rossini)の支持を得ています。これにより取引成功の可能性が大幅に高まりますが、買収完了のスケジュールや必要な規制当局の承認についてはまだ明らかにされていません。
希少疾患やスペシャリティ医薬品の強力なポートフォリオを持つレコルダティの買収は、欧州のヘルスケア分野におけるプライベート・エクイティによる重要な攻勢となります。この案件は同セクターにおいて今年最大級の一つであり、他の中堅欧州製薬会社の企業価値評価への影響を含め、投資家から注視されるでしょう。レコルダティの上場廃止に成功すれば、CVCとGBLは公開市場のプレッシャーを受けることなく、長期的な成長戦略を追求することが可能になります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。