Key Takeaways:
- 調整後税引前利益の予想を前年比18%増の1億9,100万ポンドに上方修正。
- グループ全体の既存店売上高は4%増、北欧部門は6%の増加を記録。
- 英国の個人消費に対する懸念があるものの、小売業界全体の低迷に逆行して成長を維持。
Key Takeaways:

英家電量販大手カリーズ(Currys PLC、CURY.L)は、北欧、英国、アイルランド市場での好調な販売勢力を背景に、英小売セクター全体の低迷に抗い、通期利益予想を18%引き上げました。
アレックス・バルドックCEOは声明の中で、「この業績と当社の強固なバランスシートの組み合わせは、今後のいかなる市場の変動にも対応できる好位置にあることを意味している」と述べました。
同社は現在、5月2日に終了する年度の調整後税引前利益を約1億9,100万ポンドと見込んでいます。グループ全体の既存店売上高は4%増加し、これは北欧部門の6%増と英国・アイルランド部門の3%増が牽引しました。
この前向きな更新は、英国の厳しいマクロ経済環境が家計の財務状況を圧迫し始めている中で発表されました。国債利回りの急騰とポンド安により、家電製品のような高額商品への裁量的支出に対する懸念が高まっています。こうした逆風にもかかわらず、カリーズは最近の取引が「非常に堅実」であると指摘しました。
今回の業績は、小規模な競合他社が苦戦する中で、英国での市場シェア拡大に支えられました。また、同社のモバイルおよびサービス事業は、より回復力のある経常的な収益源となっています。今回の発表は、8年間CEOを務めた後、秋にブーツ(Boots)へ移籍する予定のアレックス・バルドック氏の退任を控えて行われました。
ガイダンスの引き上げは、経営陣が消費者の警戒感や為替圧力に対処する能力に自信を持っていることを示唆しています。投資家は、マージン実績と新年度の見通しを評価するため、7月1日の本決算発表に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。