主なポイント:
- CRHは2026年4月20日付で、ロンドン証券取引所から普通株および7%優先株の上場を廃止しました。
- 同社の普通株は現在、ティッカーシンボル「CRH」としてニューヨーク証券取引所にのみ上場されています。
- この動きは米国資本市場へのアクセスを拡大することを目的としていますが、従来の欧州の投資家層に影響を与える可能性があります。
主なポイント:

世界的な建設資材グループであるCRH Plcは、2026年4月20日にロンドン証券取引所(LSE)の上場廃止を完了し、普通株の上場先をニューヨーク証券取引所(NYSE)に一本化しました。
同社は、ロンドン時間午前8時をもって、英国金融行動監視機構(FCA)の公式リストから普通株および7%優先株の登録を抹消したことを確認しました。
2026年3月13日に最初に発表されたこの動きにより、CRHの米国主要上場への移行が完了しました。この転換は、米国のより大規模な資本プールを活用し、より幅広い投資家層への露出を高めることを目的としています。
上場を一本化することで、CRHは米国の主要な株価指数への採用を期待しており、これにより多額のパッシブ投資資金の流入が見込まれます。長年のホームマーケットであったLSEからの上場廃止は、欧州の株主にとっての投資環境を変化させ、英国上場証券の保有義務があるファンドによる短期的な売りを誘発する可能性があります。
ダブリンに本社を置き、北米で大幅に事業を拡大してきた同社にとって、NYSEへの戦略的な移行は重要な動きです。米国市場はCRHにとって最大の市場であり、主要な上場先を主な事業拠点と一致させることは、企業イメージと企業価値を向上させるための論理的なステップです。
この統合により、同社の株主構造が簡素化されることが期待されており、米国の投資家の間で関心が高まるにつれて、長期的には株価の再評価(リレーティング)につながる可能性があります。株主は今後、上場移行に続く次の大きな触媒となるS&P 500などの指数への採用の可能性に注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。