主なポイント:
- ウェルズ・ファーゴがCracker Barrelを「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ
- 目標株価を50ドルに引き上げ、火曜日の終値から38%の上昇余地を示唆
- 決算サプライズとガイダンス引き上げを受け、株価は最高35%急騰
主なポイント:

クラッカー・バレル・オールド・カントリー・ストアの株価は、水曜日に最高35%急騰した。ウェルズ・ファーゴが同社株を「オーバーウェイト」に格上げし、目標株価を50ドルに引き上げたことが背景にある。
「ターンアラウンド(立て直し)は勢いを取り戻しつつある」とウェルズ・ファーゴはリポートで指摘。割安なバリュエーション、前年同期比の比較の容易さ、そして約27%に上る空売り残高がさらなる上昇を促す可能性があると述べた。
この格上げは、第3四半期( fiscal third-quarter)の業績が予想を覆して損失から黒字に転換したことを受けたもの。調整後1株当たり利益は0.29ドルとなり、市場コンセンサス予想の約0.42ドルの損失を上回った。売上高は7億9740万ドルで、アナリスト予想の7億7700万ドルを上回ったものの、前年同期比では2.9%減少した。
株価は日中高値48.20ドルを付け、火曜日の終値36.30ドルから上昇した。浮動株の約27%が空売りされており、空売り筋のポジション買い戻しが株価変動を増幅させた。同社は通期の調整後EBITDA見通しを、従来の1億ドルから最大1億2500万ドルに引き上げた。
ウェルズ・ファーゴによる格上げは、複数のポジティブなアナリスト反応の一つに過ぎない。シティグループやUBSも同社株の目標株価を引き上げた。同社は四半期配当0.25ドルを発表し、さらに加盟店手数料訴訟の和解に関連する4740万ドルの現金流入の恩恵を受けた。
最高経営責任者(CEO)のジュリー・マシーノ氏は、運営上のイニシアチブは「引き続き勢いを増している」と述べた。小売店の既存店売上高は、4年以上ぶりにレストランの既存店売上高を上回り、リストラ策により年間で2000万~2500万ドルの一般管理費削減が見込まれている。
同社株は年初来で80%以上上昇しており、2025年7月の高値から50%下落した局面から回復している。この上昇相場は、S&P500種株価指数が水曜日に0.4%下落するなど、全体市場が下落する中で展開された。
今回の格上げと決算サプライズは、客足の減少と利益率圧力に直面していたこのカジュアル・ダイニングチェーンにとって、転換点を示すものとなった。投資家は、今後数四半期にわたり同社が既存店売上高の成長を維持できるかどうか注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。