- コティ(Coty Inc.)は、誤解を招く記述があったとして、投資家から複数の集団訴訟を提起されています。
- この訴訟は、2026年度第2四半期の決算が失望を誘い、株価が22%下落したことを受けたものです。
- 株価は過去1年間で59.2%下落しており、最近ではCEOの突然の辞任も重なっています。

コティ(NYSE: COTY)は、2月の株価22%下落を受け、複数の証券集団訴訟に直面しています。同社の株価は、この1年間で累計59.2%下落しました。
投資家を代表する数社のうちの1つであるローゼン法律事務所が提出した訴状によると、「被告は、コティの成長鈍化の実態について、虚偽および/または誤解を招く記述を行い、かつ/または重大な不利な事実を隠蔽した」とされています。
訴訟では、2025年11月5日から2026年2月4日までの集団訴訟期間中、同社がコンシューマー・ビューティー部門の業績不振、マーケティング投資による利益率の圧迫、およびプレステージ・フレグランス事業の成長鈍化を開示しなかったと主張しています。第2四半期決算発表後、コティの株価は終値3.43ドルから2.66ドルに下落しました。直近の終値は2.06ドルで、年初来33.8%の下落となっています。
これらの法的課題は、コティにとって不安定な時期をさらに複雑にしています。同社は最近、最高経営責任者(CEO)の突然の退任を発表し、2026年度の業績見通し(ガイダンス)を撤回しました。集団訴訟の主幹事原告への立候補を希望する投資家の締め切りは、2026年5月22日です。
同社の業績は、より安定した成長を見せているロレアル(L'Oréal S.A., EPA: OR)などの競合他社とは対照的です。ファルキ・アンド・ファルキ法律事務所やブロンスタイン・ゲウィルツ・アンド・グロスマン法律事務所などが提起した訴訟は、人為的に膨らまされた価格でコティの証券を購入した投資家の損害回復を求めています。
疑惑の核心は、コティが自社の経営状態について市場を欺いたという点にあります。その後の決算報告では業績の悪化が明らかになり、同社は見通し引き下げの理由としてマクロ経済要因と「営業規律」の欠如を挙げました。
一連の訴訟は、コティのガバナンスと将来の収益に重大な不確実性をもたらしており、株価は1年以上ぶりの低水準にあります。投資家は、訴訟に対する同社の対応や、業績ガイダンスの再提示があるかどうかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。