主なポイント:
- 売上高は11.6%増の691億5000万ドル、コンセンサス予想を上回る
- 既存店売上高は全世界で9.8%増加、ビッグボックス競合を凌駕
- ガソリン販売量が過去最高を記録、来店客数と会員数の成長を促進
主なポイント:

コストコ・ホールセールが発表した2026年度第3四半期の売上高は691億5000万ドルで、前年同期比11.6%増となりアナリスト予想を上回った。
「四半期中、記録的なガソリン販売量を記録しました。会員の方々がガソリン価格の上昇に対応する形でご来店いただきました」と、ゲイリー・ミラーチップ最高財務責任者(CFO)は決算説明会で述べた。
既存店売上高は全世界で9.8%増加し、ガソリンと為替の影響を除いたベースでは6.6%増となった。米国の既存店売上高は9.4%増、カナダおよびその他海外市場はそれぞれ10.7%増、11.2%増を記録した。デジタル・イネーブルド既存店売上高は21.5%急増した。
純利益は21億9000万ドル(1株当たり4.93ドル)と、前年の19億ドル(同4.28ドル)から増加した。主要な利益牽引役である会員費収入は10.7%増の13億7000万ドルとなった。株価は時間外取引で1%未満の下落となった。
コストコの業績は主要な小売競合他社を上回った。ウォルマートの米国既存店売上高は直近四半期に約5%の成長にとどまり、ターゲットやダラー・ジェネラルは一桁台前半の低い伸びを記録した。同倉庫型会員制クラブは、値引きしたガソリンと日用品を通じて来店客数を集める能力により、インフレを意識する消費者が価値を求める中で競争力を強化している。
同社の四半期末時点の倉庫数は全世界で931店舗(うち米国およびプエルトリコに639店舗)。9つの市場で電子商取引サイトを運営しており、デジタル売上高は第3四半期および会計年度最初の36週間の両方で20%超の成長を記録した。
2026年度最初の36週間で、コストコの純売上高は2033億7000万ドルとなり、前年同期比9.6%増加した。営業利益は70億4000万ドルから78億8000万ドルに拡大した。
今回の決算は、コストコの会員制モデルが従来型小売業者を圧迫するマージン圧力から引き続き同社を保護していることを示している。投資家は、ガソリン需要と会員更新率が夏季のドライブシーズンを通じて勢いを維持できるかどうかの兆候を探るため、同社の第4四半期の業績に注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。