- 第1四半期の純利益は前年同期比206.7%増の21.73億元に急増しました。
- 売上高は油槽船市場の好調により26.9%増の70.03億元となりました。
- 供給不足と地政学的リスクの中で世界的な原油価格が高止まりする中での決算となりました。
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中遠海能(COSCO SHIPPING Energy)の第1四半期純利益は、外航油送市場の活況を背景に3倍以上に増加しました。
同社はこの業績について、市場機会を的確に捉え、精緻な管理を強化したことにより「営業成績の全体的な向上」が図られたためであると説明しています。
3月31日までの3ヶ月間の純利益は、前年同期比206.7%増の21.73億元(約3億ドル)に達し、売上高は26.9%増の70.03億元となりました。1株当たり利益は0.3977元でした。
紅海やホルムズ海峡での混乱により船舶の供給が逼迫しており、今回の利益は石油輸送セクターの収益性の高さを示しています。香港証券取引所における同社の株価は、決算発表前に1.9%下落していました。
載荷重量トン数で世界最大の油槽船隊を保有する同社の堅調な業績は、世界的なエネルギー市場が不安定な時期にもたらされました。中東情勢の緊張により主要航路での輸送が制限され、利用可能な船舶の供給が減少したことで運賃が上昇しています。
アナリストは原油価格の予測を引き上げており、これがタンカー運航会社の収益性に直接影響を与えています。ロイター通信によると、ゴールドマン・サックスは最近、中東の減産とホルムズ海峡経由の輸出正常化が予想より遅れていることを理由に、2026年第4四半期のブレント原油予測を1バレル90ドルに引き上げました。同様に、シティも2026年第2四半期の見通しを110ドルに引き上げました。
同社の業績は、経営陣が良好な市場環境が継続すると予想していることを示唆しています。投資家にとって注視すべき主要な指標は、日次のタンカー運賃や、今後発表される第2四半期に関するフォワードガイダンスとなるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。