主要なポイント
- 第4四半期の調整後EPSは1.90ドルで、市場予想の1.72ドルを10%以上上回りました。
- 2027年度のEPSガイダンスを、アナリスト予想の12.36ドルを下回る11.20~11.90ドルに引き下げました。
- マクロ経済の不透明感と需要の低迷を理由に、2028年度のガイダンスを撤回しました。
主要なポイント

コンステレーション・ブランズ(Constellation Brands Inc.、STZ)は、ウォール街の予想を上回る第4四半期決算を発表しましたが、新最高経営責任者(CEO)の就任を控える中、消費者需要の「低迷」と継続的な経済の不透明感を理由に、今後のガイダンスを引き下げました。
「2026年度のダイナミックな経営環境にもかかわらず、我々はコントロール可能な要因に集中し、規律を持って実行しました」と、退任するビル・ニューランズCEOは声明で述べました。
「モデロ(Modelo)」や「コロナ(Corona)」ビールの輸入業者である同社は、2月28日に終了した四半期で予想を上回る好結果を収めましたが、2027年度の見通しは市場予想に届きませんでした。また、同社は短期的な見通しが限られているとして、2028年度の長期ガイダンスを撤回しました。
コンステレーション・ブランズの株価は時間外取引でわずかに下落しました。同社は、2027年度の調整後1株当たり利益を11.20ドルから11.90ドルの間と予想しており、アナリスト予想の12.36ドルを下回りました。
同社の業績は、部門間での大きな格差を浮き彫りにしました。ビール事業の売上高は1%増の17.3億ドルとなった一方、ワイン・スピリッツ部門の売上高は、製品の売却や代理店契約の変更により58%減の1億9,420万ドルに激減しました。
同社は、消費者が変化する経済環境に対応する中で、アルコールカテゴリー全般における消費習慣がより「慎重」になっていると述べました。需要の低迷が株価の重石となっており、過去12ヶ月で約18%下落しています。
この結果は、4月13日に就任する次期CEOのニコラス・フィンク氏が直面する課題を強調しています。ビール部門が引き続き成長源である一方で、ワイン・スピリッツ部門の急激な収縮は重大な戦略的課題を示唆しています。投資家は、フィンク氏が苦境にあるセグメントを安定させ、不透明な消費者動向をどのように舵取りしていくかに注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。