主なポイント
- 純利益は前年同期比7.1%増の391.4億元(57.3億ドル)に達しました。
- 国内外のプロジェクトが牽引し、総純生産量は8.6%増の2億510万石油換算バレル(boe)となりました。
- 探査の加速に伴い、設備投資は19.1%急増し330.2億元となりました。
主なポイント

中国のCNOOC(中国海洋石油)は、世界的な原油価格の上昇と大幅な増産が国営エネルギー大手の収益を押し上げ、第1四半期の純利益が7.1%増加したと発表しました。
フィッチ・レーティングスの副ディレクター、ベッツィ・グオ氏は、「CNOOCの海外事業は、石油・ガス資産の約35%、販売量の31%を占めており、カナダが最大の貢献者である一方、中東への露出は限定的です」と述べています。
同社は、3月までの3か月間の純利益が391.4億元(57.3億ドル)となり、前年同期の365.6億元から増加したと報告しました。売上高は8.6%増の1160.8億元、総純生産量は8.6%増の2億510万石油換算バレル(boe)となりました。
この堅調な決算は、エネルギー市場に対する地政学的緊張の影響を反映しており、CNOOCの香港上場株式は年初来で36.06%上昇しています。設備投資を19.1%増やして330.2億元とした積極的な姿勢は、能力増強と探査を加速させる動きを示しています。
CNOOCの生産成長は、国内事業と国際事業の間でバランスが取れていました。国内純生産量は、渤海湾の墾利10-2などのプロジェクトに支えられ、前年同期比7%増の1億4000万boeとなりました。海外生産量は、主にガイアナのイエローテール(Yellowtail)プロジェクトの寄与により、12.3%増の6510万boeと大幅な伸びを見せました。
同四半期の石油・ガス販売収入は970億元で、前年同期比9.9%増加しました。これは、バレルあたりの総生産コストが、2025年通年平均の27ドルから28.41ドルに上昇したにもかかわらず達成されました。
この実績は、CNOOCの低コスト生産者としての地位を強調するものであり、価格変動に対する緩衝材となっています。投資家は、新プロジェクトの立ち上げが進む中で、加速した生産成長が維持できるかどうかに注目しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。