主なポイント
- CLSAはキングソフト(03888.HK)の目標株価を29.1香港ドルに引き下げましたが、「アウトパフォーム」の評価は維持しました。
- 今回の下方修正は、ゲーム部門の第4四半期売上高が33%減少し、同部門の見通しが弱含みであることを反映しています。
- 第4四半期に売上高が17%増加したオフィスソフト事業の力強い成長が、同社にとって重要なプラスの相殺要因となっています。
主なポイント

CLSAは、キングソフト(Kingsoft Corp. 03888.HK)のゲーム事業における大きな逆風を理由に、目標株価を35.5香港ドルから29.1香港ドルに引き下げましたが、同社株の格付けは「アウトパフォーム」を維持しました。
今回の修正は、第4四半期のゲーム事業収入が前年同期比33%減少したことを受けたものです。これはCLSAが予想していた1.5%減よりも大幅な落ち込みとなりました。CLSAは、前年の高い比較基準が同社の主要ゲームの足かせとなったことが、今回の低迷の原因であると分析しています。
対照的に、オフィスソフト事業は好調な結果を残し、売上高は前年同期比17%増加しました。この成長は主に、WPS365の好調なパフォーマンスと、D2C(直接販売)事業の加速的な拡大によるものです。
CLSAは、リーダーシップや戦略の調整が行われていることから、今会計年度をゲーム部門にとっての「移行期」と呼んでいます。同社は、キングソフトの今年度と来年度の売上高予想をそれぞれ7%ずつ引き下げ、営業利益予想をそれぞれ21%と16%引き下げました。新しい目標株価は、これらの下方修正された見積もりと、持株会社ディスカウントの拡大を反映しています。
予測の下方修正は、ゲーム部門による短長期的な株価への圧力を示唆していますが、オフィスソフトの継続的な強さが大きな緩衝材となっています。投資家は、今後数四半期におけるゲーム事業の安定化の兆しに注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。