Key Takeaways:
- 第1四半期の売上高は前年同期比34%増の6億3,980万ドルとなり、アナリスト予想を上回りました。
- 「エージェント型AI時代」へのシフトに伴い、全従業員の20%に相当する1,100名の人員削減を発表しました。
- 人員削減に関連して1億ドルから1億5,000万ドルの費用が発生するものの、2026通期の業績見通しを上方修正しました。
Key Takeaways:

クラウドフレア(Cloudflare Inc.、NYSE: NET)は、2026年度第1四半期の売上高が前年同期比34%増の6億3,980万ドルとなり、アナリスト予想を上回ったと発表しました。しかし、同社は人工知能(AI)への大規模な戦略転換の一環として、1,100名の人員削減を行うことを明らかにしました。
「クラウドフレアでの働き方は根本的に変わりました」と、マシュー・プリンスCEOとミシェル・ザトリンCOOは連名のメモで述べています。彼らはこの動きをコスト削減策ではなく、「エージェント型AI時代」に向けた再編であると説明し、社内でのAI活用が過去3ヶ月で600%増加したことを指摘しました。
好調な増収に加え、2026会計年度通期の業績見通しも引き上げられました。しかし、クラウドフレアは退職金および関連費用として、1億ドルから1億5,000万ドルの費用を計上する見込みです。売上高が予想を上回り、ガイダンスも引き上げられたものの、同四半期の純損失は2,290万ドルとなりました。
発表を受けてクラウドフレアの株価は下落しました。投資家は、強い成長と大幅な人員削減という相反するシグナルを精査しています。従業員の約20%に相当するこの人員削減は、マーケティング、カスタマーサクセス、研究開発、さらには一部のセキュリティインテリジェンスやゼロトラストエンジニアリングのチームに影響を与えていると報じられています。
プリンス氏は、従業員が直接コードを作成したり顧客と対話したりすることによる生産性の向上は「驚異的」であり、特定のサポート職の必要性が減少したと述べています。現在は削減を行っていますが、同社は2027年には今年以上の採用を計画しており、特にエージェント型AIソフトウェアの経験豊富な人材に重点を置く方針です。
この組織再編は、同社のセキュリティ製品への需要が引き続き堅調な中で行われました。同社は、フォーチュン500に名を連ねる航空宇宙企業との3年間で500万ドルのゼロトラスト契約や、欧州の大手保険会社との5年間で510万ドルのSASE契約を強調しました。
人員削減は、業務全体にAIエージェントを統合することが、廃止される職種よりも大きな価値を生み出すというクラウドフレアの積極的な賭けを象徴しています。投資家は、退職金費用や潜在的な混乱といった転換に伴う高いコストが、経営陣が約束する超成長につながるかどうかを注視しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。