主なポイント:
- シティはUSD/CADの3カ月目標を従来見通しから1.43に引き上げ
- USD/CADは6月の3%上昇後、1.4195で取引され、数年来の高値圏に
- FRBとBOCの政策乖離が引き続き主要な推進要因
主なポイント:

シティはUSD/CADの3カ月予想を1.43に引き上げ、米連邦準備制度理事会(FRB)とカナダ銀行(BOC)の間で政策乖離が拡大する非対称的な余地があると指摘した。
「FRBが引き締め姿勢を示す一方、BOCは抑制されたコアインフレとUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の不確実性に制約されており、政策乖離が拡大する非対称的な余地が存在する」とシティのストラテジストは述べた。
今回の修正により、6~12カ月の目標も1.42に引き上げられた。USD/CADは1.4195で取引され、数年来の高値圏にあり、6月中に約3%上昇した。
シティによれば、カナダドルはエネルギー関連の追い風が弱まり、海外からの投資が鈍化するという逆風に直面している。ヘッジコストの上昇と資本流入の減少は、中期的に同通貨ペアを引き続き下支えするとみられる。
スコシアバンクはより慎重な短期的見方を示した。利回りスプレッドは直近の極端な水準から縮小したものの、依然として歴史的に大きく、米ドルに有利な状況が続いていると同行は指摘。テクニカルな観点からは、USD/CADの「非常に買われ過ぎの上昇トレンドは、やや落ち着く準備が整った」として、より広範な反転がまだ明確ではないものの、最近の上昇局面に一服感が出る可能性を示唆した。
今回の目標修正は、シティがカナダドルに対する米ドルの持続的な強気を予想していることを示している。投資家は、今後のBOCおよびFRBの政策会合で、さらなる政策乖離のシグナルに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。