主なポイント:
- 目標株価: シティは、収益予想の引き上げに伴い、建滔積層板 (1888.HK) の目標株価を43香港ドルへと大幅に引き上げました。
- AI関連のトップピック: 同行は、戦略的地位を理由に、同社を中国の産業用AIインフラセクターにおけるトップピックに指名しました。
- 供給の制約: ガラスクロスや銅箔などの上流材料の深刻な不足により、より頻繁な値上げが可能になると予想されています。
主なポイント:

シティグループは、建滔積層板(キングボード・ラミネーツ・ホールディングス、1888.HK)の目標株価を43香港ドルに引き上げ、同社を人工知能(AI)インフラ構築の主要な受益者として位置づけました。
「上流のガラスクロスおよび銅箔の供給不足により、同社は引き続きシティの中国産業用AIインフラセクターにおけるトップピックである」と、同行は調査レポートで述べています。
同行は、同積層板メーカーの2026年度、2027年度、2028年度の利益予想を、それぞれ18%、23%、16%引き上げました。シティは、繁忙期が近づくにつれ、建滔積層板が平均販売価格をより頻繁に引き上げることが可能になると推定しています。銅箔の平均価格は前年比で約68%上昇すると予測しています。
新たな43香港ドルの目標株価は、最近の株価水準に対して大幅なプレミアムを示しています。この格上げは、建滔積層板を単なる産業メーカーとしてではなく、AIセクターの重要なサプライヤーとして再定義するものであり、このストーリーは世界的に関連ハイテク株の大幅な上昇を後押ししています。
コンポーネントサプライヤーへの注目は、中国のテックセクターの投資家の間で高まっているトレンドです。最近では、ロボティクス向けイメージセンサーチップメーカーである長春長光辰芯(Gpixel)が香港でのIPOに成功した後、会長の資産が10億ドル以上に達し、大手プライベート・エクイティ企業からの投資を引き出しました。
シティによる肯定的な評価は、市場が高成長を続けるAIハードウェアエコシステムにおける建滔積層板の役割を過小評価している可能性を示唆しています。供給制約の中で高い価格を維持できる同社の能力は、新たに引き上げられた収益予想の主要な原動力と見なされています。
この格上げは、AIハードウェアの基礎材料に対する需要が引き続き堅調であることを示唆しています。投資家は、予想される値上げが利益率の拡大に直接つながるかどうかを確認するため、建滔積層板の次回の決算報告に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。