- シティは周大福の「買い」評価を維持し、目標株価を16.7香港ドルに引き上げました。
- この上方修正は、金需要の回復により売上高が予想を上回ったことを受けたものです。
- 同銀行は、同社株を30日間のポジティブ・カタリスト・ウォッチに指定しました。
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シティグループは、周大福珠宝集団(Chow Tai Fook Jewellery Group Ltd.、1929.HK)の4月および第4四半期の売上成長が予想を上回ったことを受け、同社株の目標株価を16.7香港ドルに引き上げ、「買い」評価を維持しました。
同行のリサーチレポートによると、周大福の経営陣は2026年度のガイダンス達成に自信を持っており、2027年度の見通しについても楽観的な見方を維持しているとのことです。
シティは目標株価を従来の16.1香港ドルから引き上げ、2026年度から2028年度までの同社の純利益予想を3〜5%上方修正しました。この修正は、世界的な金価格の下落後、3月以降に重量ベースの金需要が予想を上回る回復を見せたことに起因しています。
このポジティブな修正により、同社株は30日間のポジティブ・カタリスト・ウォッチに指定されました。これは、投資家が世界最大級のジュエリー小売業者である同社の改善された見通しを消化する中で、短期的な上昇余地があることを示唆しています。
周大福は主に中国と東南アジアで5,000店舗以上を展開しており、プレミアムジュエリー部門における圧倒的なプレーヤーとしての地位を確立しています。この強気なアナリストノートは、小売市場全体が、消費者が高級店か格安店のいずれかに集中する「K字型」回復の兆しを見せている中で発表されました。このダイナミクスは、強い消費者信頼感を誇るラグジュアリー重視のブランドにとって有利に働きます。
この戦略は、1990年代にCEOが自社の低価格製品の品質を公に嘲笑したことで崩壊した英国のラトナーズ・グループ(Ratners Group)のような歴史的な教訓とは対照的です。その後、市場は「高価で一生もの」のジュエリーへと再び回帰しており、このトレンドがシティの周大福に対するプレミアムなポジショニングへの自信を支えています。
上方修正された予測は、広範な経済的不確実性にもかかわらず、アナリストが金や高級品に対する個人消費の持続的な強さを見ていることを示唆しています。投資家は今後、第4四半期の好調な売上モメンタムが継続しているかを確認するため、同社の通期決算発表に注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。