- 周大生、グラム単価の金製品のブランド使用料を1グラムあたり24元に倍増。
- 料金改定は、約4,500店舗を擁する従来のフランチャイズ店向けに適用される。
- フランチャイズ部門の収益貢献度が低下する中、ブランド刷新の資金確保を目的としている。
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周大生(002867.SZ)は、4月15日付で一部の金製品のブランド使用料を1グラムあたり24元に倍増させ、これを受けて深セン市場に上場する同社株は5.2%上昇した。
4月14日の会社発表によると、今回の調整は「小売転換を包括的に進め、製品を刷新し、フランチャイズ事業を強化する」ことを目的としている。
従来のフランチャイズ店におけるグラム単価の金製品の手数料は、現行の12元から倍増するが、個数単位の製品の手数料は据え置かれる。同社のフランチャイズ網は2025年上半期に平均4,497店舗に達し、ブランド使用料は1店舗あたり8.2万元の収益に貢献した。
手数料の引き上げは、周大生の広大なフランチャイズ網からの収益を押し上げる可能性がある一方、提携先との関係を悪化させるリスクも孕んでいる。この動きは、フランチャイズ部門の収益貢献度が前年の70%超から、昨年第3四半期累計で約50%まで低下した中で行われた。
この決定は、同社のフランチャイズ事業が大幅に落ち込んだ時期を経て下された。前年の第3四半期累計において、フランチャイズ事業の売上高は前年同期比56.34%減の33.45億元となった。同セグメント内の金製品の卸売売上高は、特に64.58%減の23.11億元と急落した。対照的に、同社は直営事業とEコマース事業が主要な成長ドライバーになっていると指摘している。
周大生に対する市場の反応は好意的で、深セン市場での終値は13.01元となった。香港市場の宝飾品セクターはまちまちの結果だった。同業の老舗黄金(06181.HK)と周大福(01929.HK)がそれぞれ6.3%、2.1%上昇した一方、六福(06168.HK)は1.9%下落した。周大生の動きは、競合他社に自社のフランチャイズ手数料構造の見直しを迫る可能性がある。
香港市場の背景としては、米ドル/オフショア人民元(USD/CNH)の為替レートが7.25付近で比較的安定し、米10年債利回りがわずかに上昇した。上海総合指数に代表される中国本土のA株市場は小幅な伸びを示し、域内株式にとって強弱入り混じりながらも概ね安定した環境を提供した。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではない。