- 中国の第1四半期GDPは前年同期比5.0%増となり、前四半期から加速し、今年の堅調なスタートを印象付けました。
- サービス業が5.2%増と成長を牽引し、国内消費の回復を示唆しました。
- 力強いデータは人民元を下支えし、中国株を支援する可能性があり、世界市場へのポジティブな波及効果も期待されます。
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中国経済は第1四半期に予想を上回る5.0%のペースで成長しました。これは政府の政策支援策が効果を上げ始めており、年間成長目標の達成に向けて強固な土台が築かれていることを示唆しています。国家統計局(NBS)が火曜日に発表したところによると、前年同期比の成長率は昨年第4四半期の4.5%から加速しました。
国家統計局は声明で、「国民経済は第1四半期に良好なスタートを切り、今年の発展目標達成に向けた前向きな基礎を築いた」と述べました。このデータは、長引く不動産不況と消費者心理の冷え込みを経て、世界第2位の経済大国が足場を固めつつある初期の兆候を示しています。
前四半期比では、2026年最初の3ヶ月間でGDPは1.3%拡大しました。産業別では、第3次産業(サービス業)が前年同期比5.2%増で回復を牽引しました。第2次産業(工業)は4.9%増、第1次産業は3.8%増となりました。同四半期のGDP総額は33.4兆元に達しました。
力強いデータは中国資産にとって追い風となる可能性があります。発表を受けてオフショア人民元(CNH)は底堅く推移し、iShares China Large-Cap ETF (FXI) や iShares MSCI China ETF (MCHI) などの中国株ETFへの関心が再び高まると予想されます。また、このデータは中国からの需要の底堅さを示唆しており、銅や鉄鉱石などのコモディティ価格を支える可能性があります。中国が前回、今回同様に力強い第1四半期成長率を記録したのは2023年で、その後2ヶ月間でCSI300指数と人民元はいずれも上昇しました。
今後について、政策立案者は回復の勢いを維持するために支援的な姿勢を続けると予想されます。中国人民銀行は1年物の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を据え置いており、金融緩和に対して慎重なアプローチを示しています。投資家は、特に財政刺激策や不動産セクターへの支援に関するさらなる政策シグナルを求めて、4月に開催される政治局会議を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。