主なポイント
- 株主に帰属する純利益は前年同期比 90.80% 増の 1 億 3,900 万元に急増しました。
- 売上高は 12.79% 増の 8 億 2,100 万元となり、利益が倍増して 1,420 億元に達した中国金属業界の記録的な四半期の一部となりました。
- この堅調な業績は、ドイツのヘンゾルト(Hensoldt)などの国際企業にとって懸念事項となっている、レアアース・サプライチェーンにおける中国の支配力を浮き彫りにしています。
主なポイント

中国稀土(深セン証券取引所:000831)は、価格上昇と国内の産業用金属セクター全体の収益ブームを背景に、第1四半期の純利益が前年同期比で 90.80% 急増したと発表しました。
国家統計局のデータによると、この結果は中国の金属業界全体の大きなトレンドの一部であり、同業界の第1四半期の総利益は倍増して過去最高の 1,420 億元(約 210 億ドル)に達しました。同業のテック・リソーシズ(Teck Resources)の執行副社長兼最高商務責任者であるイアン・アンダーソン氏は、最近の決算説明会で亜鉛価格の同様の好調について「価格上昇がまさに原動力となった」と述べています。
中国稀土の 2026 年第1四半期の株主に帰属する純利益は 1 億 3,900 万元に達したと同社は発表しました。営業収益は前年同期比 12.79% 増の 8 億 2,100 万元でした。コンセンサス予想および 1 株当たり利益の数値は公表されていません。
この堅調な業績は、重要原材料の世界的なサプライチェーンにおける中国の戦略的地位を浮き彫りにしています。欧州連合(EU)はレアアースの約 46% を中国から調達しており、これらの材料はセンサーやレーダーシステムを含むハイテク用途に不可欠です。この依存関係は国際的な企業の注目点となっており、今年 4 月に北京が台湾への武器売却を理由にドイツのセンサー専門企業ヘンゾルト(Hensoldt)に対して輸出制限を課した際にも浮き彫りになりました。
中国稀土の好調な決算は、同国の生産者が旺盛な需要と高いコモディティ価格の両方の恩恵を受けていることを示しています。この財務的な強さは市場での地位をさらに固め、国際的な競合他社が埋めるべき格差を広げる可能性があります。投資家は、この利益急増の持続可能性を判断するため、今後の提出書類における生産量や将来のガイダンスに関するコメントに注目するでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。