- 新契約価値は前年同期比76%急増し、アナリストの予想を大幅に上回りました。
- 純利益は株式市場の低迷により32%減の200億人民元となりました。
- UBSは同社株の「買い」評価を継続し、目標株価を40香港ドルに据え置きました。
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中国人寿保険(チャイナ・ライフ、2628.HK)は、2026年第1四半期の新契約価値が前年同期比で76%急増したと発表しました。将来の収益性を測る重要な指標であるこの数値は、アナリストの予想や競合他社の実績を大幅に上回りました。
UBSのアナリストはリサーチレポートの中で、「新契約価値の伸びは競合他社や投資家の予想を遥かに上回った」と述べ、同社株の「買い」評価を再確認しました。同行は、香港上場のチャイナ・ライフ株の目標株価を40香港ドルに据え置きました。
新契約価値の力強い成長の一方で、純利益は株式市場の低迷と比較的高い投資レバレッジが響き、32%減の200億人民元となりました。大幅な減益となったものの、利益水準は概ね市場予想の範囲内でした。
この決算は、市場の変動により運用収益が圧迫されているものの、貯蓄型や保障型の商品に対する潜在的な需要が根強いという、中国およびアジアの保険会社に共通する広範なトレンドを浮き彫りにしています。先行指標である新契約価値の大幅なアウトパフォームは、中国の保険セクターが予想以上に力強く回復していることを示唆しています。
チャイナ・ライフの爆発的な新契約の伸びは、アジア地域でも際立っています。比較すると、AIAグループの同期間の新契約価値は13%増(中国本土事業は26%増)、中国平安保険は20.8%増、プルデンシャル(Prudential plc)の新契約利益は10%増でした。これらの結果は、アジア全体で保険商品への需要は引き続き強いものの、チャイナ・ライフの戦略が新規成長の大部分を確実に取り込んでいることを示しています。
第1四半期の好調な新契約実績は、チャイナ・ライフが進めてきた高品質な成長への注力と代理店改革が大きな成果を上げていることを示しています。投資家は、この勢いが維持できるかどうか、また今後数四半期で投資収益が回復するかどうかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。