英国の規制当局が困窮世帯へのプリペイド式メーターの強制設置を摘発したことを受け、ブリティッシュ・ガスの親会社セントリカは、罰金と債務免除を合わせて9,000万ポンド以上を支払うことになりました。
ブリティッシュ・ガスの所有者であるセントリカは、2018年から2023年の間に英国の困窮世帯にプリペイド式メーターを強制設置したことに関する規制当局Ofgemの調査終結を受け、2,000万ポンドの救済策と7,000万ポンドの債務免除に合意しました。
Ofgemは調査結果の詳細を記した声明の中で、「ブリティッシュ・ガスが、同意なしにプリペイド式メーター(PPM)を設置された許容しがたいほど多数の困窮顧客への対応において不備があったことは明らかである」と述べています。
今回の和解により、正式な強制執行裁定は回避され、セントリカによる2,000万ポンドの支払いは、困窮するエネルギー消費者を支援するOfgemの自主救済基金に充てられます。また、同社は対象世帯に対し最大7,000万ポンドのエネルギー債務を免除することを約束しており、2018年まで遡ってケースを再調査し、補償を拡大する可能性もあります。
この罰則は、生活費危機以降、英国のエネルギー供給会社に対する規制・政治的圧力が強まっていることを浮き彫りにしています。セントリカにとって、財務上の影響は評判の低下に比べれば副次的なものであり、消費者によるエネルギー債務が過去最高の70億ポンドに迫る中、セクター全体に影響を及ぼしうる規制強化のシグナルとなっています。
