要点:
- モルガン・スタンレーはブリリアンス・チャイナの目標株価を15%引き下げて2.90香港ドルとし、「インライン」の格付けを維持しました。
- 今回の下方修正は、2026年最初の4ヶ月間で販売台数が10%減少したBMWブリリアンス合弁事業への圧力を反映しています。
- 同行は、同社の2026年および2027年の純利益予想をそれぞれ7%と8%引き下げました。
要点:

モルガン・スタンレーは、ブリリアンス・チャイナ・オートモーティブ・ホールディングス(01114.HK)の目標株価を、BMWとの中核合弁事業における予想以上の営業圧力を理由に、15%引き下げて2.90香港ドルとしました。
同行は同株の格付けを「インライン(中立)」で据え置きました。新しい目標株価は現在の取引水準からわずかな上昇を示唆しており、一部の圧力がすでに株価に織り込まれているという同行の見解を反映しています。
この修正は、2026年最初の4ヶ月間で販売台数が10%減少したBMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)合弁事業の大幅な販売減少を受けたものです。この減速により、ブリリアンス・チャイナの2025年純利益はモルガン・スタンレーの予想を25%下回る結果となりました。その結果、同行は2026年および2027年の純利益予想をそれぞれ7%および8%引き下げました。
BBA事業の課題は、外資系ブランドが国内メーカーにシェアを奪われている中国自動車市場の激しい競争を反映しています。中国の自動車メーカーは、特に2025年に世界販売の約70%を占めた新エネルギー車(NEV)セグメントで急速に拡大しています。これにより競争環境が塗り替えられ、BMWやその現地パートナーのような既存のプレーヤーに圧力がかかっています。
利益予想の下方修正にもかかわらず、モルガン・スタンレーはBBA合弁事業の目標株価収益率(PER)を3倍から4倍に引き上げました。同行のアナリストは、マージンへの圧力が2025年の利益減少にある程度反映されており、今後は緩和されると見ています。
合弁事業の販売減速は、依然としてブリリアンス・チャイナ株の主な逆風となっています。投資家は、この傾向が続くのか、あるいは安定化策が効果を発揮しているのかを確認するため、同社の次回の決算発表を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。