主なポイント:
- 華晨中国(ブリリアンス・チャイナ)は18.25%安の2.06香港ドルと、1年超ぶりの安値
- モルガン・スタンレーはBMWの収益ガイダンス引き下げが株価を圧迫すると警告
- 過去の現金配当後、特別配当の可能性は限定的とみられる
主なポイント:

華晨中国(ブリリアンス・チャイナ、01114.HK)は6月18日に18.25%安の2.06香港ドルと、1年超ぶりの安値に急落した。モルガン・スタンレーがBMWの収益ガイダンス引き下げが株価を圧迫していると警告したことが背景にある。
「今回の急落は、資本市場が徐々に中国市場におけるBMW販売のさらなる収益圧力を織り込み始めていることを反映している」とモルガン・スタンレーはリサーチレポートで指摘した。
同銘柄は取引時間中に2.03香港ドルまで下落。出来高は1億4700万株、取引額は3億1400万香港ドルに達した。空売り比率は売買代金の15.08%にあたる2876万香港ドルと、弱気ポジションを示唆する水準となった。
過去数年間にわたる多額の現金配当と株価の大幅な上昇を経て、特別配当の残存余地は限定的と思われるとモルガン・スタンレーは指摘。同社のバリュエーションは中国におけるBMWの販売実績とより密接に連動するようになっており、独BMWは最近、中国事業の営業利益率が最低1%になるとの見通しを示している。
今回の下落により、華晨中国の株価は1年超ぶりの安値圏に沈んだ。同社は過去数年間、高額の特別配当を背景に恩恵を受けていた。BMWが6月17日に出した警告により、同社株も急落し、華晨中国との中国合弁事業の収益性に疑問が生じていた。
BMWは別の報告書で、世界最大の自動車市場である中国の需要減速が収益性を圧迫しているとして、営業利益率が最低1%になるとの見通しを示した。独BMWは中国市場の低迷が業績見通しに打撃を与えたことを受け、さらなるコスト削減を計画している。
今回の下落で華晨中国の株価は2025年初頭以来の水準に沈み、2.00香港ドル台のサポートラインを試す展開となっている。投資家はBMWによる中国事業に関するさらなるガイダンスや、追加のアナリストによる華晨中国の格付け見直しがあるかどうかに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。