要点:
Booking Holdingsは、4月2日付で同社史上初となる1株を25株にする株式分割を実施しました。
- この分割により、4,000ドルを超えていた株価は約184ドルの調整後価格に引き下げられ、個人投資家の利便性が向上します。
- 今回の措置は、Priceline時代を含む過去25年間で株価が31,800%という驚異的な上昇を記録したことを受けたものです。
- 分割の目的は、個人投資家が直接株式を保有しやすくすることにあります。
要点:
Booking Holdingsは、4月2日付で同社史上初となる1株を25株にする株式分割を実施しました。

Booking Holdings(NASDAQ: BKNG)は、本日4月2日付で1株を25株にする株式分割を完了しました。過去25年間で31,800%を超える上昇を記録した同社株の購入ハードルを下げるための措置です。
HSBCのアナリスト、メレディス・プリチャード・ジェンセン氏は先日、Bookingを「割安なグローバルリーダー」と呼び、同社の好調な業績を背景に、分割前の目標株価を7,746ドルに設定しました。ウォール街の評価も概ね良好で、3月時点で同社をカバーするアナリスト38人のうち79%が「買い」または「強い買い」と評価しています。
3月6日時点の株主に対し、保有する1株につき24株の追加株式が4月2日の市場引け後に割り当てられました。分割調整後の価格での取引は4月6日の市場開始時からとなる予定で、理論上、株価は3月27日の終値4,062.14ドルから約184ドルへと低下することになります。
今回の分割の狙いは、個人投資家による直接所有を容易にすることにあります。直近の調整を経て、同社の株価は2027年予想1株当たり利益(EPS)の13倍で取引されており、過去5年間の平均予想株価収益率(PER)に対して42%のディスカウントとなっています。
オンライン旅行大手である同社のこの決定は、好調な財務実績に基づいています。2025年、Booking Holdingsの売上高は前年比13%増の269億ドル、総予約額は12%増の1,861億ドルに達しました。この成長を支えたのは、前年比8%増となる12.4億泊の宿泊予約でした。
今回の株式分割は、同社の過去を振り返ると大きな転換点となります。2003年、当時の社名がPricelineだった頃、ITバブル崩壊と旅行業界の低迷により株価が1ドル付近まで下落した際、同社は1株を6株にまとめる株式併合(リバース・スプリット)を実施していました。
株価が低下したことで、旅行業界のリーダーである同社に新たな個人投資家マネーが流入する可能性があります。投資家は、予約の勢いが継続しているかを確認するため、第1四半期決算に注目しています。経営陣は以前、売上高成長率15%という見通しを示しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。