要点
- BofA証券は投資判断「買い」を継続し、日本市場に上場するファーストリテイリングの目標株価を4.8%引き上げました。
- ユニクロの親会社である同社の当上期営業利益が前年同期比28.3%増の3,869億円となったことを受けた措置です。
- 経営陣は、好調な海外売上高と中国市場の回復を背景に、通期の営業利益予想を6,900億円に上方修正しました。
要点

BofA証券は、ユニクロの親会社であるファーストリテイリングの上期営業利益が28.3%急増し、通期見通しを上方修正したことを受けて、同社の目標株価を77,000円に引き上げました。
「今回の格上げは、芽生えつつある成長ストーリー、市場環境の変化、そして同社の中長期的な発展に対する自信の深まりを反映したものである」とBofA証券はリポートで述べ、同社をアジア太平洋地域の投資推奨トップ10銘柄に据え置きました。
同行は目標株価を従来の73,500円から引き上げ、前回比で4.8%の上値余地を示しました。ファーストリテイリングの2月中間期の営業利益が、国内ユニクロ事業やグレーターチャイナ部門の好調を背景にアナリスト予想を上回る3,869億円に達したことを受けた動きです。これを受け、同社は通期の営業利益予想を従来の6,500億円から6,900億円に上方修正しました。
今回の強気の修正は、北米市場や回復傾向にある中国市場を中心とした、ファーストリテイリングの国際展開に対する信頼の高まりを浮き彫りにしています。このニュースを受けて、投資家が力強い収益軌道を織り込んだため、同社の香港上場株式(06288.HK)は9.8%急騰しました。
決算を牽引したのは海外ユニクロ事業で、売上高は22.4%増、営業利益は約40%増となりました。同社最大の海外市場である中国本土において業績の反転が確認され、同期間中に2桁の増益を記録したと報告しています。
北米および欧州でも売上高・利益ともに2桁成長を記録し、アジア以外でのブランドの魅力が高まっていることを証明しました。売上高の10%未満を占める北米市場は、将来の成長に向けた主要なターゲットです。同社は最近、米国でのブランド認知度を高めるため、プロ野球のロサンゼルス・ドジャースとパートナーシップ契約を締結しました。
上方修正された業績予想とBofAの推奨は、ファーストリテイリングのグローバルな成長エンジンが予想以上に加速していることを示唆しています。投資家は今後、高いバリュエーションを正当化するために、ドジャースとの新たな提携を含む北米展開の実行力に注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。