重要ポイント
- ブラックロックは、Coinbaseから約1億7,760万ドル相当の2,607 BTCを出庫しました。
- この出庫には、約5,900万ドル相当の28,391 ETHも含まれています。
- この動きは、市場で即座に売却可能な供給量を減少させ、機関投資家による長期保有戦略を示唆しています。
重要ポイント

オンチェーン分析会社Onchain Lensのデータによると、ブラックロック(BlackRock Inc.)はCoinbase Global Inc.から2,607 BTCと28,391 ETH(合計2億3,660万ドル相当)を出庫しました。この送金は、大手機関投資家による最近の取引所外への流出としては最大規模の一つです。
Onchain Lensのレポートは、「ブラックロックのような主要機関によるこの大規模な出庫は、取引所におけるBTCおよびETHの即座に売却可能な供給量を減少させるものであり、長期保有戦略と解釈できる」と述べています。この動きは、資産をカストディ(保管)ソリューションに移動させ、公開市場から切り離した可能性が高いと考えられます。
出庫の内訳は、約1億7,760万ドル相当のビットコインと5,900万ドル相当のイーサリアムです。この行動は、マイクロストラテジー(MicroStrategy)が最近財務資産として4,871 BTCを追加したような、機関投資家の蓄積トレンドに沿ったものです。QCP Capitalによると、現物ビットコインETFも3月に約13.2億ドルの大幅な純流入を記録しました。
この動きは、市場のシグナルが交錯する中で発生しました。ブルームバーグのマイク・マクグローン(Mike McGlone)氏などのアナリストが10,000ドルレベルへの価格下落の可能性を警告する一方で、バーンスタイン(Bernstein)などの企業のアナリストは2026年までに150,000ドルのサイクルピークを予測しています。ブラックロックが大量の資産を取引所外で確保したことは、長期的な強気姿勢を示唆しており、短期的な弱気心理に対抗するデータポイントとなっています。
今回の出庫は、市場の主要な原動力としての「機関投資家の蓄積」というナラティブ(物語)を強化するものです。マクロ経済の不確実性や地政学的緊張が日々の価格変動に影響を与え続けていますが、コールドストレージへの大規模な移動は、投資家から価格下振れを支える兆候と見なされることがよくあります。取引所における流動供給の減少は、需要が一定または増加した場合、価格の安定性の向上や上昇圧力につながる可能性があります。
世界最大の資産運用会社であるブラックロックのこの行動は、主要な金融プレイヤーがデジタル資産において戦略的かつ長期的なポジションを構築しているという説に大きな重みを与えます。これは、同社の直接保有分を、同社のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)の日々の流入・流出とは別に管理していることを示しており、このアセットクラスに対する多角的なアプローチを証明しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。