Key Takeaways
- Bitmineは1億2590万ドルで6万ETHを追加購入し、保有総額をネットワーク全供給量の約4%にあたる530万ETHまで増加させました。
- 同社はラッセル3000指数の予備リストに掲載され、採用に関する最終決定は6月末に行われる予定です。
- 指数に採用されれば、ラッセル3000に連動するパッシブファンドやETFによるBMNR株の強制的な買い入れが発生し、新たな機関投資家需要が生まれます。
Key Takeaways

Bitmine Immersion Technologies(BMNR)は、ラッセル3000株価指数の採用予備リストに掲載されたことを受け、1億2590万ドル相当のイーサリアムを追加購入しました。この動きは、自社株と原資産の両方が市場の逆風に直面している中、イーサリアムの上場プロキシ(代替投資先)としての戦略をさらに強化するものです。
Bitmineのトム・リー会長にとって、5月中の15%に及ぶイーサリアム価格の調整は「魅力的」な買いの好機でした。今回の6万ETHの追加購入により、同社の総保有量は600万ETHという目標に迫る530万ETHとなりました。同社は積極的な蓄積を続けており、先週だけでも7万1000ETHを購入しています。
この購入は、ロンドン証券取引所グループのFTSEラッセル部門が、ラッセル3000指数のリバランスに向けた予備リストにBitmineを掲載したことを認めたタイミングで行われました。6月末に採用が確定すれば、Bitmineは同指数を追跡するインデックスファンドやETFのポートフォリオに自動的に組み込まれることになり、多額の受動的な機関投資家資金が流入する可能性があります。こうした進展にもかかわらず、Bitmineの株価(BMNR)は金曜日に3.7%下落して18.80ドルとなり、年初来の損失はイーサリアム自身のパフォーマンスとほぼ連動する形で30%に達しています。
Bitmineへの投資ケースは、イーサリアムに対するレバレッジをかけた賭けです。米国の主要上場企業3,000社を網羅するラッセル3000への採用は、機関投資家に対してこのビジネスモデルの正当性を示す大きな節目となります。この動きは、ビットコイン財務戦略の先駆者となり、最終的にS&P 500への採用を果たしたマイクロストラテジー(MicroStrategy)と同様の道を辿るものです。
Bitmineは、マイニング企業から世界最大のイーサリアム保有企業へと急速に変貌を遂げました。しかし、同社のモデルは単なる保有にとどまらない複雑さを備えています。Bitmineは自社のMAVANプラットフォームを通じて、530万ETHの財務資産の約90%をステーキングしています。これによりステーキング報酬による継続的な収益源が生まれ、運営資金やさらなるETHへの再投資に充てることが可能となっています。これは、利回りを生まないビットコインを保有するマイクロストラテジーの戦略とは一線を画すものです。
蓄積と収益創出というこの二重の戦略は、厳しい市場環境の中でも追求されてきました。市場データによると、先週のスポットビットコインETFでは約10億ドルの純流出が記録されるなど、暗号資産全体のセンチメントは弱含んでいます。この圧力がETH価格を2,100ドル付近まで押し下げており、Bitmineはこの水準を財務資産を拡大するための明確な機会として利用しました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。