主なハイライト
- 10年以上休眠状態だったビットコインウォレットが、5月19日時点で約3,800万ドルに相当する500 BTCを送金しました。
- オンチェーンデータによると、資金はOTC取引業者ウィンターミュート(Wintermute)に関連するアドレスとバイナンス(Binance)取引所の入金ウォレットに移動されました。
- これらのコインは2016年1月に約19万1,000ドルで取得されたもので、長期保有者にとって約20,000%の利益となります。
主なハイライト

2016年1月から休眠状態だったビットコインウォレットが、5月19日、資産価格が7万7,000ドルを下回る水準で取引されていた際に、1回のトランザクションで約3,800万ドル相当の500 BTCを送金しました。
ブロックチェーン解析ツールのbtcparser.comによって最初に指摘され、Arkham Intelligenceが分析した結果、送金先アドレスは店頭取引(OTC)デスクのウィンターミュート(Wintermute)およびバイナンス(Binance)の入金ウォレットに関連していることが判明しました。長期間休眠していたコインが機関投資家向けの取引プラットフォームに移動することは、しばしば売却の兆候と解釈されます。
オンチェーンデータによると、この500 BTCは2016年1月23日に1枚あたり382ドルで取得されたもので、当初の投資額はわずか19万1,000ドルでした。今回の送金により、10年4ヶ月で19,996%の利益が確定され、わずかな投資が巨額の資本へと変貌を遂げました。
この送金は、経験豊富な保有者が利益確定を行っている可能性を示唆しています。ウィンターミュートのようなOTCデスクに資産を移動させることで、公開市場のオーダーブックに直接影響を与えずに大口取引が可能になり、バイナンスへの送金は深い流動性への直接的なアクセスを可能にします。この動きは、最近発生した総額5億ドルを超える強制清算の連鎖を受け、仮想通貨市場全体が神経質になり、「恐怖・強欲指数」が4月初旬以来の低水準に落ち込む中で行われました。
10年前のビットコインが活発な取引チャネルに流入していることは、初期の参入者が専門化された金融インフラとますます関わりを持つようになっている成熟した市場を浮き彫りにしています。500 BTCの売却が単独で市場を動かす可能性は低いものの、長期保有者が資産の大幅な値上がりを利益に変え始めており、供給量が増加する可能性を示唆しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。