重要なポイント
- 連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標である米国の個人消費支出(PCE)価格指数は、3月に前年同月比で3.5%上昇しました。
- インフレの高止まりにより、FRBが近い将来に利下げを検討する可能性は低くなっており、FRBの声明もこの見解を裏付けています。
- 高金利環境は通常、暗号資産のようなリスク資産に対する投資家の意欲を減退させるため、このニュースを受けてビットコインは下落しました。
重要なポイント

木曜日、3月の米個人消費支出(PCE)価格指数が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)が高金利をより長く維持するとの懸念が強まったことで、ビットコイン(BTC)は下落しました。
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのチーフ・エコノミック・ストラテジスト、エレン・ゼントナー氏はメモの中で、「『しつこい』ことは『再燃』と同じではないが、原油価格が4年ぶりの高値圏にある限り、インフレは市場の念頭に置かれ続け、FRBは静観を続けるだろう」と述べました。
4月30日の経済分析局の報告によると、総合PCE指数は前年同月比3.5%上昇し、2月の2.8%から顕著に加速し、約3年ぶりの高水準となりました。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も3.2%と高止まりしています。このデータに先立ち、米国のGDP成長率は2.0%とプラスではあったものの、エコノミストの予測よりも緩やかであったという別の報告も出ています。
イラン紛争に起因するエネルギーコストの高騰が一因となっている持続的なインフレは、FRBによる近い将来の利下げの展望を打ち消すものです。データ発表後、米国債利回りは上昇し、中央銀行のタカ派的な姿勢に対する市場の期待を反映しました。このような環境は、過去数年間の低金利環境の恩恵を受けてきたビットコインのようなリスク資産にとって、通常は厳しいものとなります。暗号資産市場では広範囲にわたる売り圧力が強まり、イーサリアム(ETH)もビットコインに相関して下落しました。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。