Key Takeaways:
- ビットコインは、個人投資家の関心低下の兆候があるにもかかわらず、4月を11.9%の上昇で終え、過去1年間で最高の月間パフォーマンスを記録しました。
- 特にETFを通じた機関投資家の買いが主な原動力とされており、オンチェーンの個人投資家指標からの弱気シグナルとは対照的です。
- この乖離は市場の成熟を示唆していますが、機関投資家の心理が変化した場合のラリーの持続性に対する懸念も生じさせています。
Key Takeaways:

ビットコイン(BTC)は、個人投資家の参加が減少している兆候が上昇の持続性に不確実性をもたらしているものの、4月を11.9%高で終え、7万6,000ドル付近で過去1年間で最強の月間パフォーマンスを締めくくりました。
Bitwiseのノートによると、この上昇は主に機関投資家の需要によって牽引されました。長期保有者による再購入と、3月1日以降の38億ドルのETF流入が主な要因であると主張しています。Bitwiseの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏はノートの中で、「戦略が単一の最大の要因だった」と述べています。この機関投資家の力強さは、CryptoQuantのオンチェーンデータとは対照的です。CryptoQuantは、強気スコア指数が4月に50から40に低下したと指摘し、このレベルは「歴史的に継続的な価格の弱含みに先行していた」としています。
CoinGlassのデータは、BTC/USDの11.9%の月間上昇を裏付けました。この上昇は、好調なテック企業の決算を背景にS&P 500が7,200ポイントを超える史上最高値を更新するなど、広範なリスクオンムードの中で起こりました。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が好むインフレ指標である3月の個人消費支出(PCE)指数は3.5%となり、2023年8月以来の高水準を記録し、マクロ経済の不確実性を高めました。
機関投資家主導の価格動向と個人投資家指標の弱体化の乖離は、ビットコインが資産クラスとして成熟しつつあることを示唆しています。しかし、単一の投資家層への依存はボラティリティの増大につながる可能性があります。アナリストのRekt Capital氏は、ビットコインが21週指数平滑移動平均線を回復できなかったと指摘し、6万ドル台半ばのゾーンを再テストすることが「完全なブレイクアウトの確認を得るためにテクニカル的に必要かもしれない」と警告しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。