ビットコインと金は2026年で最もパフォーマンスの悪い主要資産となった。FRB主導の流動性逼迫の中、両資産の同時下落はポートフォリオのヘッジとしての地位に疑問を投げかけている。
ビットコインと金は2026年で最もパフォーマンスの悪い主要資産となった。FRB主導の流動性逼迫の中、両資産の同時下落はポートフォリオのヘッジとしての地位に疑問を投げかけている。

ビットコインと金は2026年で最もパフォーマンスの悪い主要資産となった。FRB主導の流動性逼迫の中、両資産の同時下落はポートフォリオのヘッジとしての地位に疑問を投げかけている。
ビットコインは31%、金は6%、2026年の年初来でそれぞれ下落し、主要資産の中で最も低調なパフォーマンスとなった。FRB主導の流動性逼迫が市場環境を一段と緊縮させている。
「予測市場では現在、ビットコインが年内に10万ドルに達する確率は1月と比較して低下しており、マクロ環境の変化を反映している」と、主要な予測プラットフォームのデータは示している。
ビットコインは7万ドルを下回って推移しており、この水準を最後に維持していたのは2月以来となる。一方、金も1月の高値から後退している。ビットコイン対金の比率は大幅に低下しており、金と比較したビットコインの過小評価を示唆している。両資産の同時下落は、歴史的にポートフォリオの分散先とみなされてきた中で前例のない事態である。Coinglassのデータによると、レバレッジをかけた仮想通貨ポジションのうち4億ドル超が1日で清算された。
FRBの次回政策会合(7月)が両資産にとって重要なイベントとなる。緩和的な政策への転換を示すシグナルがあればトレンドが反転する可能性がある一方、タカ派姿勢が続けばさらなる downside リスクが生じる。ビットコインの次の主要なサポートラインは6万5000ドル付近で、2025年初頭以来この水準は維持されている。
流動性逼迫が両資産を直撃
ビットコインと金の同時下落は、米ドル高と長期国債利回りの上昇によりリスク資産から流動性が流出している、より広範なマクロ環境を映し出している。FRBがタカ派姿勢を維持する中で米ドル指数は上昇し、10年物国債利回りは複数年の高値付近で推移している。このような環境は歴史的に、仮想通貨と貴金属の両方にとって厳しいものとなり、両資産は緩和的な金融政策の恩恵を受けやすい。
注目ポイント
投資家はFRBの7月会合で、利下げに関する文言に変更があるかどうかを注視している。CMEのFedWatchツールは現在、9月までの利下げ確率を30%未満と織り込んでおり、1月の50%超から低下している。ビットコインについては、ETFのフローデータが重要となる。スポットビットコインETFからの資金流出が継続すれば、売りが加速する可能性がある。金にも同様の逆風が吹いており、主要な金ETFの保有残高は今四半期に減少している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。