重要ポイント:
- ジョン・ボリンジャー氏が7月2日、ビットコインの日足チャートでフラクタル「W」パターンを確認
- ビットコインは6万1556ドルで推移、5月に8万2000ドル台での定着に失敗
- 反転シグナル確定には6万5000ドル超えのブレイクアウトが必要
重要ポイント:

ビットコインは7月2日14時30分UTC時点で5%上昇し6万1556ドルとなった。テクニカルアナリストのジョン・ボリンジャー氏は、暗号資産(仮想通貨)の2カ月にわたる下落トレンドを終わらせ得るフラクタル・ダブルボトムパターンを確認した。
「ビットコインのネイティブチャートに、発展中の『W』パターンが浮かび上がっている。完全にフラクタル構造だ」と、ボリンジャーバンドの考案者であるボリンジャー氏はXへの投稿で述べた。「底値付近には小さな『w』が、頂点には小さな『m』が確認できる」。
このパターンは、ビットコインが5月に8万2000ドル超えの上昇を維持できず、複数の強気フォーメーションを無効にする長期調整が発生した後に現れた。売りはボリンジャーバンドの下限まで及び、3段階のボトム構造が形成された。ボリンジャー氏は、この日足チャートのフォーメーションは週足レベルで確認できるより大きなフラクタルモデルの第2波に相当し、調整局面が終盤に近づいている可能性を示唆していると指摘した。
仲間値である6万5000ドルは重要な節目となる。この水準を超える持続的なブレイクアウトが実現すれば、複数カ月にわたる下降トレンドは正式に終了する一方、跳ね返されれば売りが5万5000ドルゾーンまで拡大する可能性があると、テクニカル分析の枠組みは示している。市場データによれば、この調整局面で暗号資産市場全体では14億8000万ドルのロング・ショート両建ての強制決済(ロスカット)が発生した。
このテクニカルシグナルは、ビットコインがマクロ経済の逆風に直面し続ける中で現れた。スポットビットコイン上場投資信託(ETF)は6月下旬まで資本流出が続いたが、BTCおよびETHのETFはそうした圧力の中でもプラスを維持した。米ドル指数(DXY)は高止まりが続き、利上げ懸念が機関投資家の慎重姿勢を招いている。ビットコインの市場支配率は調整期間中も50%以上を維持しており、暗号資産市場からの全面的な離脱ではなく、アルトコインからの資金移動を反映している。
フラクタルパターンの確定は、ビットコインが現在のサポート水準を維持し、今後数セッションで6万5000ドルを突破できるかどうかにかかっている。検証されれば、このセットアップは5月の下落以来初めての重要な反転シグナルとなり、モメンタムトレーダーの再参入を促す可能性がある。週足のローソク足の終値が、ボリンジャー氏が指摘したフォーメーションを確定あるいは否定する直近のテクニカルマイルストーンとなる。
※本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。