- コアPCEインフレ率が予想を上回る2.9%となったことを受け、ビットコインは3.8%下落し65,900ドルとなりました。
- 過去24時間で、主要取引所において4億2,000万ドル以上のロングポジションが強制決済されました。
- この動きにより、フェデラル・ファンド金利先物市場では6月の利下げ観測が後退し、確率はわずか30%に低下しました。
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【ニューヨーク】— 最新の個人消費支出(PCE)データがインフレの根強さを示したことを受け、ビットコインは3.8%下落して65,900ドルとなり、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げへの期待が後退しました。
「市場は、6月の利下げ観測を維持できるような、より穏やかなインフレ数値を想定したポジションを取っていました」と、元債券トレーダーで現在は暗号資産アナリストのニーナ・ボルコフ氏は述べています。「2.9%というコアPCEの数字は、まさに冷や水を浴びせられたようなものです。あらゆる資産で即座にリスクオフの反応が見られ、ビットコインがその下落を主導しました」
今回の売り浴びせは、デリバティブ市場における連鎖的な清算によって拍車がかかりました。Coinglassのデータによると、過去24時間で主要取引所において4億2,000万ドルを超えるロングポジションが清算され、その大部分はバイナンス(Binance)とOKXで発生しました。ビットコイン先物の未決済建玉は15%減少して302億ドルとなり、レバレッジが大幅に縮小したことを示しています。
インフレの高止まりを示すデータを受けて、金利見通しは劇的に修正されました。CMEのFedWatchツールによると、6月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ確率は、昨日の65%から今日はわずか30%にまで急落しました。この変化により米ドルが買われ、ドル指数(DXY)は0.5%上昇して104.80となり、ビットコインのようなドル建て資産にさらなる圧力をかけています。ビットコインの次の主要なサポートレベルは、50日移動平均線に相当する62,500ドルです。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。