- 純利益増、売上減: 第1四半期の純利益は9億2,700万ユーロに増加しましたが、売上高は前年同期比3%減の160.2億ユーロとなり、利益は予想を下回りましたが売上高は予想を上回りました。
- 為替の逆風: 米ドルと中国人民元によるマイナスの為替影響が、売上減少の主な要因であると説明しています。
- 見通しを維持: BASFは通年の調整後EBITDA予想を62億〜70億ユーロに据え置きましたが、地政学的紛争による原油価格の高い不確実性を指摘しました。
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ドイツの化学大手BASF SE (BASFn.DE) は、純利益の増加があったものの、大幅な為替の逆風が響き、第1四半期の売上高が3%減の160.2億ユーロになったと発表しました。
「主に米ドルと中国人民元による為替の影響が、全セグメントの売上高にマイナスの影響を与えた」と同社は木曜日の声明で述べました。この結果は、輸出志向の欧州産業企業が外国為替変動に対して脆弱であることを浮き彫りにしており、イタリアのケーブルメーカー、プリズミアン(Prysmian)も四半期報告書で同様の課題を指摘しています。
ルートヴィヒスハーフェンに拠点を置く同社の売上高160.2億ユーロは、コンセンサス予想の158.8億ユーロをわずかに上回りましたが、純利益の9.27億ユーロはアナリスト予想の10.3億ユーロに届きませんでした。営業利益の主要指標である調整後EBITDAは5.6%減の23.6億ユーロとなりましたが、アナリストの平均予測である21.9億ユーロは上回りました。
強弱入り混じる結果となったものの、BASFは通期見通しを据え置き、調整後EBITDAを62億ユーロから70億ユーロの間と予測しています。しかし同社は、中東紛争に関する「高い不確実性」を認めており、それが原油価格を予測の前提となっている1バレルあたり65ドル以上に押し上げる可能性があるとしています。
業績見通しの据え置きは、経営陣が為替の課題に加えて競争圧力を含む現在の環境を乗り切る能力に自信を持っていることを示唆しています。投資家は、第2四半期における継続的なコスト規律と利益率管理に注目することになり、次回の決算発表は、為替やエネルギーコストの圧力が持続した場合に同社が利益の軌道を維持できるかどうかを判断する重要なアップデートとなります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。