主なポイント
- 宝済薬業-B (02659.HK) の株価が過去最高の出来高を記録して65.55%急落し、25.8香港ドルで取引を終えました。
- 劉彦君(Liu Yanjun)会長は、3か月以内に市場で最大3,889万株を買い増す計画です。
- 同社は投資家の信頼回復に向け、発行済みH株の最大10%を買い戻すための権限を求めています。
主なポイント

上海宝済薬業 (02659.HK) の株価が1セッションで65.55%暴落しました。これを受け、同社会長は個人の持ち分増加と、10%の自社株買い提案を発表しました。
同社は声明の中で「取締役会は、グループの事業運営および財務状況は正常であることを強調する」と述べ、この極端なボラティリティに関する未公表の理由は把握していないと付け加えました。
同株は49.1香港ドル下落し、25.8香港ドルで取引を終えました。出来高は2,600万株で、売買代金は7億8,500万香港ドルに達しました。これに呼応して、劉彦君(Liu Yanjun)会長は3か月以内に最大3,889万株を取得する計画を明らかにし、取締役会はH株の10%買い戻し権限の承認を求める予定です。
この売り浴びせにより、同社の時価総額39.8億香港ドルの大部分が失われ、市場の「強い売り」というテクニカル指標と、強力なインサイダー買いのシグナルが鮮明な対照をなしています。
劇的な下落とその後のインサイダーによる支援策は、香港上場の医薬品開発企業にとって極めて不透明な環境を生み出しています。同社はファンダメンタルズに変更はないと主張していますが、市場は厳しい不信任を突きつけました。
提案された自社株買いと会長の個人投資は、株価を安定させ、経営陣の長期的な企業価値への信念を示すための直接的な措置です。しかし、同社は市場環境によって買い戻し計画の完全な執行が制限される可能性があると警告しています。
この急落により株価は数年来の安値圏にあり、投資家の決意が試されています。株主が買い戻し権限について議決する次回の定時株主総会の結果が、同社にとって次の重要なカタリストとなるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。