主な要点
- ハイトン・インターナショナルは、予想を上回る強力なAI主導の収益を背景に、百度の目標株価を188ドルから201ドルに引き上げました。
- 百度の第1四半期売上高は321億元に達し、AI関連事業の売上高は49%急増、一般事業の52%を占めるまでになりました。
- 同行は、AIチップ部門「昆侖芯(Kunlunxin)」の分社化、自社株買い、およびロボタクシー事業の分社化がさらなるバリューアップに繋がると予想しています。
主な要点

百度(BIDU)の株価は、AI事業の強力な勢いに支えられた第1四半期決算が予想を上回ったことを受け、ハイトン・インターナショナルが目標株価を7%引き上げ201ドルとしたことで上昇しました。
「AIは明らかに百度の主要な成長ドライバーとなっており、AIファーストの企業としての当社の地位を強固なものにしています」と、ロビン・リー最高経営責任者(CEO)はニュースリリースで述べました。
この中国のテック大手は、第1四半期の売上高が321億元(47億ドル)となり、アナリスト予想を上回ったと報告しました。また、調整後純利益は43億元で、市場予想を5%上回りました。同社のコアであるAI関連事業の売上高は前年同期比49%急増して136億元となり、百度の一般事業売上高の52%を初めて占めるに至りました。
ハイトンは、急速な成長を反映して、百度のクラウド事業の株価収益率(PER)評価を従来の15倍から30倍に引き上げました。同行は、AIチップ部門「昆侖芯(Kunlunxin)」の分社化を含む一連のバリューアップ施策が、今後も株価を支えると予想しています。
AIセグメントの好調な業績は、AIクラウド・インフラストラクチャの売上高が前年同期比で79%増加したことが原動力となりました。GPUクラウドの成長はさらに顕著で、前四半期の143%から184%へと加速しました。百度はこの需要について、自社開発のAIチップ「昆侖芯」を含むフルスタックのAI能力によるものだとしています。AIへの注力は、売上高が22%減の126億元となった従来のオンラインマーケティング・サービスとは対照的です。
百度はまた、AIアプリケーションの拡大も進めています。自動運転ライドシェアサービス「Apollo Go」は、当四半期に320万回の完全無人走行を提供し、ロンドンやドバイでのテストを開始するなど国際展開も始めています。経営陣は、GPUクラウドやロボタクシー事業のような高利益率のAI事業へのシフトが、同社の長期的な収益性に寄与することを強調しました。アリババ(BABA)やテンセント(TCEHY)などの競合他社も、AI競争に多額の投資を行っています。
好調な決算とアナリストによる評価引き上げは、百度が検索・広告会社からAI中心の会社へと正常に移行しているという見方を強めています。投資家は、次の大きなイベントとして、昆侖芯の分社化の進展やApollo Goのさらなる海外展開を注視することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。