- AUD/USDは0.7200を突破し、世界的なリスクセンチメントの変化の中で2022年以来の高値に達しました。
- 中国の第1四半期GDP成長率が5.0%と予想を上回り、豪ドルのような商品通貨を押し上げました。
- 米イラン間の緊張緩和により米ドルから「戦争プレミアム」が剥落し、リスクオンのラリーをさらに後押ししています。
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豪ドルは対米ドルで0.7200を上回り、4年ぶりの高値まで急騰しました。これは、地政学的緊張の緩和と、中国の経済データが予想を大幅に上回ったことが重なり、世界経済の成長に連動する通貨のラリーに拍車をかけたためです。
APACグローバル・アドバイザリーのシニア為替ストラテジスト、キャロライン・シモンズ氏は、「豪ドルのブレイクアウトは、二重の触媒に対する典型的なリスクオンの反応です」と述べています。「中国のGDP数値は商品需要のファンダメンタルな拠り所となり、米イラン外交の雪解けは心理面のハンドブレーキを解除しました。」
このラリーは、中国経済が第1四半期に年率5.0%のペースで拡大したことを示す公式データに裏打ちされており、世界第2位の経済大国とその原材料需要に対する信頼を回復させました。この動きは、中東紛争への懸念から蓄積されていた「戦争プレミアム」を吐き出している米ドルの重荷となりました。
これらの要因の合流は、商品代替取引のより広範な復活を示唆しており、株式や工業用金属を押し上げる可能性がある一方で、安全資産には重しとなる可能性があります。市場は今後、0.7200のレベルが維持できるかどうかを判断するため、オーストラリアの雇用統計や米国のインフレ統計の推移を注視することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。